宮城味噌醤油組合が実需ニーズ説明、品質・価格などで要望-東北大豆セミナー

東北産大豆の生産振興を目的とした、東北大豆セミナーinせんだいが7日、仙台市内で開催された。東北地方は28年産大豆の作付面積の約24%を占める一大産地だが、27年産の平均落札価格は九州産に比べ3割程度下回る状況となっている。また天候要因などで収穫量が不安定な状況が続いており、実需者からは安定供給が求められている。今回のセミナーでは、国産大豆に実需者が求めることや、主要害虫の生態と防除に関する情報提供、インターネットで肥料計算を行う「施肥なび」の紹介、「里のほほえみ」の導入経過と品種特性の紹介が行われた。

開催のあいさつで東北農政局生産部の川口尚部長は「国産大豆は味や品質面で需要者から評価され、消費者からも国産を求められている。生産側には安定生産で需要に応えていくことが重要だ」と述べた。(詳細は本紙にて)