J-オイルミルズ決算は減収増益、風味油など油脂販売数量が堅調に推移

J-オイルミルズが11日発表した、16年度連結決算は、売上高が前期比3.8%減の1,802億2,500万円、経常利益が8.9%増の58億3,200万円と、減収増益となった。

本社内で同日開いた決算説明会で、減収要因については、ミール価格が市況を反映して下落したことによるもので、それを除けばほぼ前年度並みの水準と説明した。増益要因は、第3四半期まで原料・為替といった外部環境が良好だったことに加え、離形油・炊飯油・風味油の販売が好調だったことなど、油脂の販売数量が堅調に推移したことや、マーガリン・スターチなど高付加価値商品の拡販、コストダウンの取り組みにより、人件費・物流コストの上昇を上回る収益を確保できたとした。(詳細は本紙にて)