製油16年度決算、提案型・課題解決型営業で成果、安定した事業環境背景に

 製油メーカー上場各社の16年度決算と17年度業績予想は下表のとおりで、各社とも営業・経常増益を確保した。

原料コスト環境は昨年11月の「トランプ相場」で急激に円安が進むまでは、比較的安定していた。また、家庭用油市場は植物油の健康性などへの評価の高まりを背景に、オリーブ油、ごま油の売上は好調を持続、業務用油市場も中食・総菜需要の拡大に加え、外食市場でもトンカツ業態や天ぷらを提供する業態の好調が伝えられるなど、揚げ物ニーズがさらに高まったことで販売数量を伸ばした。(詳細は本紙にて)