ヤマサ醤油・石橋直幸代表取締役社長インタビュー

社長就任の件は1月には発表されていたが、3月24日の取締会で正式に就任となった。濱口道雄前社長(現会長)の甥となる。入社後は、ほとんど全ての課・室を2~3週間ずつ体験。「3年近くかかったが、社内の全ての人とコミュニケーションが取れた。遅ればせながら、ヤマサ醤油の社員となった感があった」。その後、営業副本部長、醤油・食品事業統轄を経て、社長就任。

就任後は各地の得意先などの挨拶で忙しかったが、「行く先々で、今後の当社に対する期待の大きさを感じることができた。国内は少子高齢化で人手不足が深刻化するなど、今までと同じやり方が通用しない局面を迎えている。社長交代は新しいことに取り組みやすいので、その意味では社長就任タイミングとしては恵まれている」と語る。そして「お客様に提供する価値をどう変えていくか考えていかなければならないし、社員の働き方、生き方など価値観が変わってきているので、会社も社員との向き合い方を変えていく必要がある」。(詳細は本紙にて)