ヤマサ醤油上期業績、鮮度シリーズ2ケタ近い伸び、つゆ・ぽん酢も好調

ヤマサ醤油はこのほど、藤村功マーケティング部長らが記者会見し、17年12月期上半期概要と秋のマーケティング戦略を説明した。

上半期売上について藤村氏は「営業本部と特販事業部の合計(国内のしょうゆ、食品)は前年に比べてやや増加となったが、予算には若干届かなかった。秋の新商品の手応えがいいので、通年では予算クリアも見えてくる」と述べた。

しょうゆはボリュームの大きい18L缶は依然厳しく、家庭用も1Lペットが苦戦したが、鮮度シリーズが好調に推移し、微減にとどまったとしている。「鮮度生活」は真矢ミキさんとさかなクンのテレビCMが好評なこともあって、「鮮度の一滴」は微減だったが、鮮度シリーズ全体では2ケタ近い伸びになった。業務用では「重ね仕込しょうゆ本懐石」が味の評価が浸透し2ケタの増加となった。

食品部門はストレートつゆやぽん酢が好調でやや増加した。濃縮つゆは市場の停滞の影響で微減となった。(詳細は本紙にて)