製油メーカー第1四半期決算、油価改定十分浸透せず減益強いられる

上場製油メーカーの17年度・第1四半期決算は下表のとおりとなった。前年同期は為替・原料相場が比較的落ち着いていたことや、高付加価値商品の拡販、海外事業なども寄与する形で利益が大きく回復した。しかし同期は、昨秋来の急激な円安や物流費の上昇などを受けて、2月から実施している油価改定が十分に浸透せず、加工油脂関連事業や海外事業などが寄与して増益を確保しているメーカーも含めて、油脂・油糧関連事業では減益を強いられている。ごま専業のかどや製油は、原料コストが落ち着く中で、ごま油・食品ごま共に販売数量が伸びていることから、良好な業績を上げている。(詳細は本紙にて)