油糧輸出入協議会関西支部、飼料輸出入協議会関西支部、日本植物油協会(日油協)、関西油脂連合会共催の「油糧・飼料合同新年賀礼会」が9日に大阪市内で開かれ、関係者ら約400人が参集した。

日油協を代表し、斉藤孝博・日清オイリオグループ理事大阪支店長は「今年の干支は戊戌(つちのえいぬ)で、良いこと・悪いことがはっきり出てくるとされている。良いことがたくさん起きる年にしたい。昨年の油脂業界は景気拡大と株高の恩恵をほとんど受けなかった。日油協の製油業界10大ニュースの1位には『世界的に大豆・菜種とも豊作にかかわらず、需要拡大で相場は高止まり』、2位には『円安傾向と原料相場の高止まり、物流費の高騰など厳しいコスト環境』が選ばれ、原料高とコストアップの影響を受けた一年だった。今年も、世界の需要は伸び続けており、原料価格はなかなか下がらず、コスト面も人件費や物流費はさらに厳しくなるのではないか。少しでも良い業界にするためにさまざまな問題、課題について判断・実行し、新しい需要や価値を創造し、明るい年にしたい」とあいさつした。

続いて、中橋正敏・協同組合日本飼料工業会関西支部長(日和産業会長)があいさつし、「飼料業界は畜産物価格が安定推移している。平成も最後に近づいており、今年は新しい時代のための準備をする一年ではないか。世界は、調整局面はあっても伸びていくという前向きな考えでいたい」と述べた。
木村顕治・関西油脂連合会会長

木村顕治・関西油脂連合会会長

乾杯の発声は、木村顕治・関西油脂連合会会長(マルキチ社長)が行い、「空前の景気好調というが、私の周りではそういう話は聞こえてこない。当社が本社を置く東大阪では、子どもの7人に1人が貧困家庭で育っていると昨年聞き、がく然とした。大学生との懇談会では、地方出身の大学生に将来、東大阪に住みたくないと言われた。地域を良くするのは国や役所ではなく、地域に根差す企業であり、私たち大人。今年は変わる年であり、企業活動を通して業界を明るくするとともに、地域を創り、地域の未来を拓いていく年にしたい」と強調した。

〈大豆油糧日報 2018年1月11日付より〉