日清オイリオグループは今年度上半期(4~9月)の家庭用油市場について、前年比1%増の約719億円と堅調に推移したとの見方を示している。

各社が注力しているオリーブ油が4%増(金額ベース)と伸びたことに加え、アマニ油がここにきて40%近い伸びを示しており、人気化している米油も25%増と好調なようだ。このほか、近年大きく需要が伸びている、ごま油は金額ベースでは微減ながら、販売数量では前年並みを維持、価格維持が優先課題となっているキャノーラ油は3%減との見方を示している。

同社では「オリーブ油、アマニ油がけん引役を果たすことにより、通年では1,400億円の市場規模を維持できるのではないか。アマニ油などのサプリ的オイルは、一時のブームは落ち着いたものの、テレビの健康番組で断続的に紹介されていることから、改めて販売が伸びている。米油は家庭に浸透してきている。価格と健康感、風味のバランスが取れていることが売上につながっているのではないか」と分析している。

その中で同社は、全体市場の伸び率を上回る実績を上げたほか、オリーブ油、ごま油、アマニ油といったカテゴリーでも市場平均を上回る実績を上げたとしている。

「『鮮度のオイル』シリーズ(「BOSCOエキストラバージンオリーブオイル」などフレッシュキープボトル4品)を中心に、数量限定の『スヌーピーボトル』の販売や夏期イベントを通じた「かけるオイル」提案に加え、夏の麺メニュー提案、カゴメ様のトマト製品との共同販促といった、さまざまな施策を打ったことが奏功した。『鮮度のオイル』は使っていただければ、便利さを実感できる商品と考えており、継続して取り組んでいきたい。また、汎用油カテゴリーでは、『日清ヘルシーオフ』『日清キャノーラ油 ナチュメイド』に重点を置いた販売施策が実績につながった」と成果を強調している。

〈「日清味つけごま香油」2品発売、風味づけを手軽に 上期の施策は継続/下期方針〉
同社では下期についても、手応えのあった上期の施策を基本的に継続する。「鮮度のオイル」シリーズは、鍋料理やスープ・麺類を中心とした夜食メニュー、スイーツに至るまで幅広い提案活動を行うほか、CMキャラクターの二宮和也さん・西畑大吾さんをデザインしたQUOカード(1,000円分)が500人に当たるキャンペーンも現在実施している。カゴメとの共同販促では、ホットトマトジュースやトマト鍋といったメニュー提案に取り組むとしている。

秋の新商品は、「日清味つけごま香油」2品(容量150g)を発売し、配荷は計画通りの進捗としている。ごま油は、ナムルなど生食用途中心に需要が拡大しており、調味料入りのごま油として新たに提案するもの。面倒な味付けをする必要は無く、これ1本で手軽に風味づけができることがコンセプト。幅広い世代に好まれる「ごま油×醤油」と、適度なニンニク風味がアクセントの「ごま油×塩にんにく」の2品をそろえた。

〈大豆油糧日報 2018年11月26日付より〉