味付けいなり揚げは、家庭用が前年並み、業務用が2%増となった。家庭用では、「いなり名人」「いなり上手」シリーズがそれぞれ好調な動きを示した。特に、家族みんなで満足に食べられる16枚入りが良い傾向にある。

業務用は、スーパーのバックヤードやベンダー、コンビニといった大型の顧客向けが増えていることが、好調な要因だと分析している。

いなり寿司の消費拡大を目的とした、2月11日の「初午いなりの日」のついては、業界で継続して取り組み、定着を図る考えだ。今年2月には、東京・有楽町でいなり寿司の無料配布イベントを実施した。

3月4日には、糖質オフのニーズを受けて、新商品「糖質をひかえたいなり上手」(10枚入り・250円)を発売した。おいしさはそのままに、通常の「いなり上手」と比較し、糖質を30%オフしている。合わせて発売した「糖質を気づかうすしの素」(120g・200円)は、ちらし寿司の定番具材の凍り豆腐を使用し、少量のご飯と混ぜてもボリュームのある仕上がりになる。

凍り豆腐は、昨年10月に「糖尿病予防」の切り口でテレビ番組に取り上げられたことで市場が活性化し、同社製品も4%増と伸長した。商品別では、社会ニーズに対応した「ひとくちさん」「玉子とじ用」といった、カットする手間がなく、スープ付きで電子レンジ対応の商品が好調だ。

3月4日には、「やさしいひとくちさん」(140円)を発売した。子供から高齢者まで家族みんなに「やさしい」ことをコンセプトにした粉末調味料付きの凍り豆腐。調味料は野菜エキスパウダーを使用し、野菜のうま味と甘味を効かせている。大豆以外のアレルゲン不使用。

〈大豆油糧日報 2019年3月14日付〉