みすずコーポレーション(長野市)は5日〜11日の間、2月11日の「初午(はつうま)いなりの日」に合わせ、子供の職業社会体験施設「キッザニア東京」(江東区・ららぽーと豊洲内)で「いなりずしウィーク」を開催し、食育パビリオン「いなりずし屋」をオープンしている。ここでは、子ども達が、大豆の栄養価の高さや、いなり寿司の地域性や歴史、「初午いなりの日」について、実際に「寿司職人」になりきり、いなり寿司作りの体験を交えながら学ぶ。

2月の最初の午の日を指す「初午」は、1年で最も運気が高まる日とされ、稲荷神社のお使いであるキツネの好物の油揚げを使ったいなり寿司を食べると福を招くと言われており、2月11日を「初午いなりの日」として、記念日登録されている。

初日の5日には、習志野市立秋津小の6年生・6人が、校外学習として「いなりずし屋」でいなり寿司作りを体験した。始めに、いなり寿司には、地域によって俵型と三角があり、さらに江戸時代から食されていたことなどが紹介され、熱心に耳を傾けていた。

続いて、ベーシックないなり寿司を作ったのち、桜でんぶ、枝豆、かにかま、錦糸たまご、コーン、ツナと、さまざまな具材をトッピングした、いなり寿司にチャレンジした。

参加した6人全員が初めていなり寿司を手作りしたという。子ども達からは「ご飯を包むところが難しかった」「今度家でも作ってみたい」「いろいろなトッピングが出来て楽しかった。もう少しで春なので、明るい色味のいなり寿司を作ってみた」などと、感想が挙がった。

キッザニア東京はオープン以来、長野が本社の企業が出展するのは初めてだという。みすずコーポレーション・マーケティング部の遠藤清志氏は、「これまで、都内では『初午いなりの日』の認知度を高めるプロモーションとして、サンプリングなどを実施してきた。今回、食育で子供たちにいなり寿司にふれてもらうことで、『初午いなりの日』の認知を高めつつ、家でも作ってほしいと考えた」と話した。加えて、「子供の時の体験は、大人になって生きると考えた。そのような中、キッザニア東京から出展の話を頂いた。家庭でいなり寿司を作る機会がかなり希薄になっている中、作ってもらうことも促していきたい」とした。

期間中、「いなりずし屋」は、1日最大16回(1回約40分)実施する。そのほか、「初午」の風習にちなみ、絵馬カードに願い事を書いて飾るコーナーや、クイズに答えると同社製品を贈るクイズラリーも実施している。最終日の11日には、みすずコーポレーションが制作協力した「いなり寿司のひみつ」(学研プラス)を参加者にプレゼントする。

〈大豆油糧日報 2020年2月6日付〉