自然食品・健康食品の企画開発・販売を行う創健社(横浜市)は、べに花油や豆乳といった健康素材を使ったマーガリンを展開し、根強い支持を獲得し、堅調な販売動向を示している。

「べに花ハイプラスマーガリン」は、1979年に発売したロングセラー商品。主原料油脂に、一番しぼりの高オレイン酸タイプのべに花油を使用している。発酵乳、全粉乳、生クリームを使用し、クリーミーに仕上げた。

同商品は、20年以上前に低トランス脂肪酸化に着手した。そのため、家庭用マーガリン市場が、トランス脂肪酸をめぐるネガティブな報道で2015年以降苦戦傾向が続く中でも、「多少影響はあったものの、当社の商品は健康志向の固定のお客様がついており、比較的安定して動いた」(創健社システム広報部広報課・岸野将澄氏)という。

2007年発売の「発酵豆乳入りマーガリン」は、植物性由来の乳酸菌で発酵させた豆乳を用いた、日本初の植物素材100%のマーガリン。うま味が特徴で、パウンドケーキなどに利用すると深い味わいになる。

乳製品を使わず、大豆以外のアレルゲン不使用であることから、「プラントベース(植物由来)」といった近年注目を浴びているキーワードにのり、問い合わせが増えているという。海外からも反応があり、「動物性食を食べない人口が一定数いる台湾から、パンの練り込み用として、同商品を供給したいという引き合いもあった」とする。2品とも、部分水素添加油脂不使用となっている。

油脂関連では、えごま油の販売が好調だ。「テレビで取り上げられては品切れという状況が続いていた。昨年と比較すると販売は落ち着いているものの、年々ベースは上がっている」という。創健社は他社に先駆けてえごま油を発売した強みを生かす。「当初は、えごま特有の香りの強さが課題だったが、製造メーカーと相談を重ねながら、課題をクリアしていった」と話す。

使い勝手が良く空気に触れにくい特殊なソフト容器入りタイプもそろえている。

〈大豆油糧日報2020年4月17日付〉