アサヒコ“トーフプロテイン”「豆腐のお肉 麻婆厚揚げ」「豆腐の鍋 温泉豆腐風」「ぶっかけきつね」発売

アサヒコ「豆腐のお肉 麻婆厚揚げ」
〈「プロテインダイバーシティー」提唱、フルコースそろえ健康デザイン〉
アサヒコ(さいたま市)は9月5日、糖質やコレステロール、環境負荷をOFF(オフ)しながら、持続可能な植物性たん白質をIN(イン)する「TOFFU PROTEIN(トーフプロテイン)」シリーズから、同社ロングセラー「昔あげ」がたっぷり入った主食用トッピング「ぶっかけきつね」など、秋冬新商品を発売する。 

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同社では、2050年に世界人口が約100億人になり、食肉の供給が追い付かなくなる懸念を受けて、「プロテインダイバーシティ」を提唱し新しい食生活を提案している。「たん白質」、「メニュー」、「オケージョン」の選択肢を増やし、さまざまな形でのたん白質摂取を促すため、同シリーズは、健康をデザイン出来るフルコース(前菜、副菜、主菜、主食、間食)をラインアップする。 

新商品のうち、副菜として活躍する「豆腐のお肉 麻婆厚揚げ」(160g、税別298円)は、体に良い不飽和脂肪酸を含み、ジューシーで柔らかな「豆腐のお肉」、たれ絡みの良い厚揚げを使用している。電子レンジで温めるだけで、山椒が効いた麻婆あんが厚揚げに絡みご飯が進む、高級中華のような味わいに仕上げたという。肉の替わりに「豆腐のお肉」を入れているため、コレステロールをオフしヘルシーメニューとして楽しめる。 

メイン料理は自分で作りたいが、副菜の小鉢は簡単に済ませたいというニーズを受け、夫婦2人で分けて丁度良い設計とした。主なターゲットは、自分だけでなく家族の健康も気遣う、同シリーズの主力購入層の50~60代女性。

〈昔あげ入り「ぶっかけきつね」在宅需要に対応、「豆腐の鍋 温泉豆腐風」も〉
さらに主食用トッピングとして、新たに「ぶっかけきつね」(鰹だし、カレー)を発売する。つゆ80gと揚げ35g入り、税別228円。

アサヒコ「ぶっかけきつね」鰹だし

アサヒコ「ぶっかけきつね」鰹だし

在宅勤務の増加により、冷凍うどんの消費伸長、1人前の簡易調味料の品ぞろえの増加に着目し、麺やご飯にかけるだけで簡単に肉厚のきつねうどん、きつね丼が出来上がる同商品を開発した。同社のロングセラー油揚げで肉厚な「昔あげ」がたっぷり入って食べ応えがあり、つゆは、味に定評のある「創味のつゆ」(創味食品)とコラボした。 
 
主なターゲットは、お昼ご飯を一人で食べる40~50代専業主婦や在宅勤務者で、お昼は簡単に済ませたいがレルトのうどんつゆは、栄養面や食べ応えに物足りなさを感じている消費者。 
 
主菜やヘルシーなおつまみにもぴったりな「豆腐の鍋 温泉豆腐風」(178円)は、温泉湯豆腐(佐賀県嬉野市・嬉野温泉の名物料理)がお取り寄せでも人気商品なことに着目し、豆腐メーカーならではのおいしい豆腐、豆乳を使用し、レンジで温めるだけで簡単に料亭での味が楽しめる商品に仕上げた。豆乳に昆布だしと重曹を加え、とろける食感のおぼろ豆腐になる。 

アサヒコ「豆腐の鍋 温泉豆腐風」

アサヒコ「豆腐の鍋 温泉豆腐風」

そのほか、同シリーズでは、冷凍「豆腐のお肉 餃子」、「焼売」を今秋発売する。通常の肉を使用した場合、冷めると固くなりがちだが、「豆腐のお肉」ならではのジューシー感が冷めても保たれる。「餃子」は5種の野菜、「焼売」は4種の野菜を混ぜ合わせるなど、コクを感じる素材を使用している。 
 
ベーシックな豆腐製品では、ブランド買いされている売れ筋の「大山阿夫利」を注力ブランドとして育成する考えで、秋口からデザインリニューアルと、ラインアップ強化を図る。商品名やヘビーユーザーの評価が高い「国産大豆100%」の特徴をより目立つようにし、消泡剤不使用の本格的な豆腐であることを訴求する。新たに、カット豆腐のツインパックを投入しフルライン化する。
 
〈大豆油糧日報2022年7月14日付〉