ローソン、古米使用の「ヴィンテージ米おにぎり」を関東限定で発売

古米を使用する「ヴィンテージ米おにぎり」
古米を使用する「ヴィンテージ米おにぎり」

ローソンは3日、竹増貞信社長らが都内で会見を行い、令和5年産米(古米)を使用した「ヴィンテージ米おにぎり」を7月に関東の一部店舗で発売すると発表した。税抜き120円程度、具材は梅か塩のみを予定している。同社では、社会課題の解決に向けた取り組みとしている。

使用するのは政府備蓄米ではなく、市場から買い付けた5年産米など2tを使用する。米の値上がり以降、「古米を食べてみたい」という声が多く、それに対しローソンのおにぎりで多くの人に古米の味を伝え、今後米の供給の安定化にもつなげたい考えだ。

随意契約で申請している令和3年産米は、小容量パックにして全国で発売予定。2kgパックが700円、1kgパックが360円(税別)で販売予定で、小容量購入のニーズに応える。備蓄米が到着し次第、最短で3日後には関東の店舗で販売を開始する。

また、食品ロスの削減に向けて「FOOD GOOD SMILE」を展開する。値引きシールが貼付されたおにぎり販売1個あたり、1円を全国社会福祉法人経営者協議会を通じて福祉施設へ食材費として寄付する取り組み。8~11月にかけて全国のローソン店舗で実施する。

食品ロス削減目標達成に向け、次世代発注システム「AI.CO」による適正仕入・値引き推奨の導入など、様々な取組みを実施する。

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