【三菱食品ダイヤモンドフェア①】冷食は「おいしさ+α」を店頭で表現

三菱食品は、7月7日から7月9日までの3日間、東京・平和島の東京流通センター第一展示場・第二展示場で総合展示会「三菱食品ダイヤモンドフェア2015」を開催している(一部既報)。

冷凍食品関連では、パフォーマンスゾーンの「グロサリー 低温」コーナーで提案。本格的な高齢化社会を迎える2018年の予測として▽さらに進む生活環境変化(世帯人員数減・有職主婦増・調理時間減)▽冷凍食品のポテンシャルが開花し、食卓の中心を飾る食材となる▽個食・孤食化の拡大により食の簡便化がさらに進む–の3つを挙げ、そうした状況に対し①冷凍食品の品質・簡便性・おいしさの啓蒙②コモディティ型販促から、生活者に目を向けたリコメンド型販促に変更③「素材」「利用シーン」「量目」などライフスタイル別ゾーニング構築–の3つの提言をした。また、これらの「ANSWER」としては、「『おいしさ』」+α」を掲げた。冷凍食品の購入理由で「おいしさ」を求める生活者が増加(日本冷凍食品協会調査)している中で、おいしさに加えた7つの+α(▽技術革新▽手間いらず▽健康▽メニュー提案▽手抜き▽高級感▽本格的–)が店頭で分かるゾーニングに転換することで、冷凍食品のポテンシャルをさまざまな切り口で情報発信し、新規顧客の獲得も図るとした。

展示ブースでは、主要メーカーとのコラボによるさまざまな企画を展開した。今回の展示会では、いわゆるメーカーブースは設けず「協力メーカーと当社が共同企画でブースを展開し、どの生活者、どのシーンに合わせたものかターゲティングした企画を提案している。これは今後も販促提案等で活用していくものだ」(原正浩執行役員マーケティング本部長)という。それもあって、各企画ブースには、メーカー名が記載されていても、そのメーカー以外の商品も並ぶケースが見られた。

ニチレイフーズ、テーブルマークと企画した「おいしさの秘密は『技術革新』ブースでは、製造技術革新により「おいしさ」の評価が高まっていることを▽ニチレイフーズ「本格炒め炒飯」▽テーブルマーク「丹念仕込みうどん」▽日本ハムデリニューズ「牛カルビ寿司」–の実例を挙げて紹介。新技術を軸に売場のゾーニングを転換し、生活者にアピールすることを提案した。

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