国分、茨城県石岡市に大型三温度帯センターを竣工

国分はこのほど、茨城県石岡市に大型三温度帯センターを竣工した。今週中に稼働を開始する。25日にセンター見学会を行った。茨城を中心とする得意先、またメーカー合わせて約200社300名が参集した。

北見賢専務執行役員経営統括本部副本部長営業統括は会見して、センター概要を次のように説明した。

国分関信越と国分フードクリエイトが中心に活用する。常磐自動車道のインターチェンジから5分という好立地に位置し、北関東の物流の中核を担う。茨城県を中心に、千葉県、栃木県、福島県をカバーする三温度帯の大型汎用センター。入出荷バースは常温で61基、低温で36基。冷凍庫は、マイナス25度以下まで格納できる倉庫を有し、パーシャル庫(0℃)、冷蔵庫(5℃)、冷凍庫(-20~5℃)、同(-20℃)、同(-25℃)の5つで、合わせて2,000坪ある。加工食品(常温)、酒類、チルド食品、冷凍食品、デリカ商品、冷凍、菓子など多岐にわたる商品を取り扱える。

ワンオーダー・ワンデリバリーの3ODシステムを進化させた、三温度対応の一括物流を行う3ODプラスの機能を担うセンターだ。

これまでの常温の茨城センター、酒類・菓子の水戸センター、チルド・フローズンの石岡センター、冷菓・アイスの水戸センターの4つのセンターを集約した。敷地面積は1万3,000坪、ワンフロア6,000坪の大型物流拠点であり、常温は4,000坪、低温は2,000坪だ。物流コストの効率化追求が可能となるセンターだ。

取扱額は加工食品86億円、酒類102億円、チルド・冷蔵59億円、冷凍・アイス10億円の合計257億円になる。フル稼働すれば、この倍までは可能だ。得意先は組織小売業が50社、独立小売業が200社。

環境面を配慮し、冷凍設備の電気容量の集中管理を行い、大型施設として電気を節約する。

3ODプラスのマザーセンターは、7カ所の体制ができつつある。本年10月には仙台総合センター、来年2月には西東京総合センターが稼働する。