サントリーB&FがJTの自販機事業と2ブランドを取得

サントリー食品インターナショナル(サントリーB&F)は、日本たばこ産業(JT)が保有する株式会社ジャパンビバレッジホールディングス(JB)とジェイティエースター株式会社(JTA)などの株式と飲料ブランドを取得する。25日に締結した。

JBの株式(JTの持分70.5%)、JTAの全株式、株式会社ジャパンビバレッジエコロジーの株式(JTの持分49.7%)を取得する。また、「Roots」と「桃の天然水」ブランドを取得する。取得価額は約1,500億円。

「JBとその子会社は自動販売機、給茶機、コーヒーサーバーを始めとする多種多様なラインナップを活用し、独立系のオペレーターとしては、業界トップのポジションを築いている。とりわけ、缶・ペットボトルの自動販売機事業においては、複数メーカーの商品を販売する混載機を主力にオフィス等インドア・ロケーションの開拓力に優れ、全国規模の顧客基盤・事業基盤を通じて幅広い飲用機会を提供している。また、JTAはその子会社である株式会社オリエンタル商事とともに、千葉県、茨城県、栃木県を中心に強固な事業基盤を有する有力自動販売機オペレーター。

今後はJB・JTA グループが有する既存事業及び現行の取引関係を継続することを基本方針とし、当社グループの自動販売機事業がもつグループ総合力を活かしたロケーション開拓力、高いルート効率、機材調達力、そしてR&D 力等の強みを、JB・JTA グループのプラットフォームと融合し、新たな価値をお届けする総合飲料サービス提供事業へと進化していくことで更なる成長を目指しす」(サントリー食品インターナショナル)。