3月の清酒出荷は1.1%増、吟醸、純米2ケタ増、4~3月全体は0.1%減

日本酒造組合中央会がまとめた3月の清酒出荷数量は前年同期比1.1%増の4万9,931klとなった。前年3月は仮需の裏で12.7%減だったことを踏まえると物足りない数字か。その中で、前年3月も増加しており、今年3月も15.9%増を記録した吟醸酒が伸びている。純米酒(前縁3月4.7%減→今年3月11.1%増)も2ケタ増となっている。一般酒(15.1%減→1.9%減)、本醸造(15.2%減→1.1%減)が下げ止まっていないのがやはり大きな課題か。

年度(4~3月)では、全体が0.1%減で着地。前年度(14年度は5.2%減)よりは下げ止まった形で、吟醸(9.2%増→11.5%増)、純米(0.6%増→6.9%増)は伸び、一般酒(7.2%減→2.6%減)、本醸造(9.7%減→2.8%減)は下げ止まらない構図は変わらず。

主産地の3月単月は、前年3月が軒並み2ケタを超える減少の裏なので、プラスとなっている地域が多いものの、プラス幅は5%未満が多く、芳しいとはいえない。兵庫や秋田、愛知などはマイナスとなっている。