2015年の世界のビール生産量は1.1%減、2年連続のマイナス-キリン

キリンは、世界各国のビール協会などに対して独自に実施したアンケート調査と最新の海外資料に基づき、計171の世界主要国と各地域について、2015年のビール生産量をまとめた。それによると、世界のビール生産量は、約1億8,900万kl(前年比約207万kl減、1.1%減)だった。上位国のマイナスなどが影響し、2年連続で前年を下回った。地域別では、アジア(1.3%減、構成比33.8%)が7年連続トップ。5位のアフリカ(1.6%増、構成比7.5%)は15年連続で増加した。

国別では、中国(4.3%減)が14年連続でトップ、アメリカ(1.4%減)、ブラジル(2.0%減)と続く。日本(0.1%減)は昨年同様の7位。また、上位10カ国では、1974年の統計開始以来、初めてベトナム(20.1%増)がイギリス(0.7%減)を上回った。