10月のビール4社計、下旬の失速で5.8%減、ビール樽生は7.3%減

本紙が調べた10月のビール4社のビール類販売実績は、前年比94.2%の3,260万c/sとなった。営業日が1日少ないことが響いたが「それを割り引いても低い数字」「特に下旬に失速した。原因がよく分からない。11月に引きづらなければよいのだが…」と懸念の声が聞かれる。

旬ごとにみれば、上旬が営業日が2日少なく、84.4%。中旬が2日多く、122.9%、下旬が1日少なく83.3%。

1日少ない営業日は、昨年の金曜日にあたり「1.5日分のマイナスになった」との見方もあるが、特にビールが93.4%と低調だった。樽生ビールは92.7%。1~9月までで98.1%だったのだが、1~10月で97.5%にまで落ち込んだ。業務用の不振が指摘されている。

下旬の失速は天候要因もあったが、ハロウィン提案は「まだ検証できていないが、肌感覚では、ビール類に効果があった気はしない」との見方が聞かれた。

昨年にない新商品では、「クリアアサヒ吟醸」(10月12日発売)が35万c/sを販売した。「47都道府県の一番搾り」の10月発売分、「同熊本づくり」(10月12日発売」も寄与した。

(続きは本紙で)