日本の畜産ネットワークが大臣にTPPの決議順守を要請 、林大臣「畜産は非常に重要、決議を守ったと評価されるよう交渉に当たる」

日本の畜産ネットワーク(畜産関係団体117団体)は11日、林芳正農水大臣就任に当たっての表敬を行い、TPP交渉についての自民党決議、衆参両院の農林水産委員会の決議の順守を再度要請した(=写真)。

林大臣は、「ことしは養豚振興法などの新しい法律もでき、最初の基本方針を作る年だ。しっかり意欲を持って再生産に取り組んでもらえるようやっていきたい。その中で、国際交渉のTPPも決議を守ったと評価して頂けるように引続き交渉に当たりたい」と述べた。

中央畜産会の菱沼毅顧問は要請後に「国会決議、党の決議をしっかり守ってほしいと伝えた。大臣からも分かっているとの答えをもらい、畜産は非常に重要だとのコメントを頂いた。しっかりと交渉に当たっていただけると信じている。関税についての様々な報道は、政府の公式見解で誤報ということになっている。我々もTPP全体に反対と言っているわけではなく、重要5品目のうちでも大勢を占める畜産をしっかり守っていただきたい」と語った。