3月の豚肩肉調製品輸入41.3%減7,535t、CIF価格386円まで下げる

貿易統計によると、2015年3月の豚肉調製品(20%関税)の輸入量は前年同月比38.8%減の1万873tと9カ月連続で前年同月を下回った。シーズンドポークなどに使われる肩肉調製品が大きく減少していることが要因だが、肩調製品の価格も400円を割ったことで、4月以降は徐々に戻すとの見方も出ている。

豚肉調製品の内訳は、豚モモ肉調製品が162t(71.2%減)、豚肩肉調製品7,535t(41.3%減)、その他の豚肉調製品3,176t(27.3%減)と各品目で大きく減少した。国別の動向は下表の通り。

シーズンドポークなど肩肉調製品は、米国が50.7%減4,810t、カナダは29.5%減の1,472tとなっている。肩調製品の価格(CIF価格)は、米国がkg当たり381.8円(前月418.2円)、カナダ374.8円(前月373.0円)、全平均で386.2円(前月410.5円)となった。価格が高騰した14年12月の平均430円から徐々に下げ、ようやく400円台を割った。