15年3月期は売上高、経常、純利益で過去最高を達成-スターゼン中津濵社長

スターゼンの中津濵健社長は10日、都内で記者会見し今期の方針などを説明した。永野章常務、寺師孝一取締役、岸博之執行役員経営企画部長が同席した(写真は左から永野常務、中津濵社長、寺師取締役)。

中津濵社長は、前期の取組みについて、「牛肉が足りず和牛が高騰し販売に苦慮する部分があったが、当社の食肉部門は順調に販売を広げることができた。豚肉では、PEDの影響があったが、高値の相場展開の中でも、調達などお客様に迷惑をかけずに対応ができた。輸入牛肉、国産牛肉、国産豚肉が高値に張り付き、輸入豚肉も北米産チルドが港湾問題により不安定となった。その中で、当社は食肉販売が“得意技”であり、全国の事業所で営業がリードできた。また供給部門と営業部門とのチームプレーを強化しており、“集まり・話し合い・決めていこう”という方針が浸透してきた。マーケットは厳しい部分があったが、比較的うまく展開できた。これらの取組みにより、2015年3月期の売上高は10.1%増の2,825億7,500万円、経常利益は76.6%増の46億6,300万円、純利益は62.1%増の28億3,300万円と、それぞれ過去最高を記録した」と総括した。