輸入在庫6,488t減の14.8万t、輸入品出回り8.2万tに-10月豚肉需給

農畜産業振興機構が発表した15年10月の豚肉需給によると、国内生産量、輸入品をあわせた供給量は前月比1万8,832t増の15.5万t、推定出回り量が1万5,675t増の16.1万tと、出回りが供給を上回り、10月末の推定在庫は5,789t減の16.4万tと、5カ月連続の減少となった。

うち国産品在庫は、生産が7,094t増の7.9万tに増加、出回り量も4,757t増の7.8万tと、生産が出回りをわずかに上回り、国産在庫は699t増の1.6万tとなった。前年比では20%減と引き続き低水準だ。

輸入品は、輸入量が1万1,738t増の7.6万tと大幅に増加したものの、出回り量も1万917t増の8.2万tに達し、出回りが輸入量を上回ったことで在庫は6,488t減の14.8万tとなった。15万tを割り込んだのは14年4月以来。

また、2015年10月の牛肉需給によると、生産と輸入品を含めた供給量は7.0万t、推定出回り量は7.2万t、推定期末在庫は前月比2,220t減の14.1万tとなった。

このうち輸入品在庫は、輸入量が前月比で4,493t減の4.2万tに減少、出回り量が1,080t減の4.4万tと、出回りが輸入を上回り輸入品期末在庫は2,231t減13.0万tとなった。6月の13.5万tから減少したものの、前年比では7.4%増加している。

また国産品は、生産が2,198t増の2.9万t、推定出回り量が2.9万tで、期末在庫はほぼ前月並の1.1万tとなった。前年比では2割減少している