“東京食肉市場まつり2018”に2万8千人来場、「宮崎牛」など選りすぐりの食肉に長蛇の列

小川一夫実行委会長
東京都港区港南の秋の恒例イベントとなる「東京食肉市場まつり2018」(主催:東京食肉市場協会・東京食肉市場まつり実行委員会)が13~14日の両日、東京都中央卸売市場食肉市場で開かれた。37回目を迎える今年は、宮崎県が協賛し、会場では「宮崎牛」のしゃぶしゃぶ・モツ煮込みや銘柄豚のトンカツ・焼肉の試食が振る舞われたほか、販売コーナーでも各社選りすぐりの食肉・食肉加工品が販売され、それぞれの目当ての商品を買い求めようと、午前10時の開場前から長蛇の列が並ぶなど盛況だった。事務局によると、2日間で2万8,000人以上(前年は約2万2,000人)の来場となった。そのほか、焼酎など宮崎県物産販売コーナーや革製品・革小物販売コーナー、世界の屋台料理コーナー、お楽しみ抽選会、各種ステージイベントなどもあり1日中楽しむことができる催しとなった。

13日のオープニングセレモニーでは、腹の底に響く勇壮な「大井権現太鼓」の演奏に始まり、小川一夫実行委会長が「皆さんにはステージのイベントなど大いに楽しんでもらい、宮崎牛のしゃぶしゃぶ、銘柄豚のトンカツなど食べていただき、さらにはさまざまな物産をお買い求めいただきたい。秋の1日、市場まつりを楽しんでもらいたい」とあいさつ。また、来賓を代表して宮崎県の河野俊嗣知事が「この37回目を迎える市場まつり、今回初めて県が協賛をさせていただいた。この会場に来るなり、行列・人の波に驚いており、食肉の人気、『宮崎牛』の人気の表れかと思う。『宮崎牛』は5年の一度の全国和牛能力共進会で、昨年(全共宮城大会)は史上初となる3大会連続で最高賞となる内閣総理大臣賞を受賞した。また海外への輸出も進んでおり、今年3月のアカデミー賞のパーティーでも食材として採択され、シェフから『最高の牛肉に出会うことができた』と高く評価された。我々宮崎県は大消費地から遠いため、できる限り質の高いものをつくり、安全・安心で消費者にお届けしようと努力している」とアピールした。

〈市場まつりを通じて「宮崎牛」の魅力を消費者にPR/小川実行委員長〉
オープニングセレモニー後には、食肉市場センタービル内で開会式(感謝の会)が開かれ、業界関係者や宮崎県関係者など多数が集まり、市場まつりの成功を願った。

主催者を代表して小川実行委員長は、「食肉業界を取り巻く環境は年々厳しさを増しており、牛飼養頭数は増加に転じたが、豚は減少が続いており、東京食肉市場でも大変厳しい集荷競争に直面している。一方で東京では来年のラグビーワールドカップ、再来年は東京オリパラが開催される。国際基準に則った安全・安心な食肉などを供給するため、東京食肉市場でもHACCP導入は不可欠となっている。2018年度中の導入を目指し、都と業界が協力して取組みを進めており、将来にわたり都民や産地の負託に応えられる市場づくりを目指していく。市場まつりは37回目を迎えた。宮崎県の協賛は初めてだが、銘柄牛『宮崎牛』の魅力を試食や販売を通じて都民や首都圏の皆さんにPRし、食肉の需要拡大にもつながるよう、東京食肉市場および関係業界挙げて取り組んでいく」と述べた。

来賓あいさつとして、農水省生産局の富田育稔畜産部長、東京都議会の長橋桂一副議長、JA宮崎経済連の新森雄吾代表理事会長、東京都中央卸売市場の村松明典市場長が登壇した。その後、宮崎県の焼酎「赤霧島」による鏡開きが行われ、懇親に移った。

〈畜産日報 2018年10月16日付より〉