16/17年度米国大豆作付面積、8,250万Aと高水準予想-米農務省展望会議

米農務省がこのほど開いた、今年の農業展望会議では、16/17年産の米国大豆の作付面積は、価格下落と収益性の低下を背景に前年比20万A減ながら、8,250万Aと高い水準を予想している。

大豆と競合関係にある小麦、トウモロコシともに、世界的な需給緩和により価格が低迷する中で、冬小麦・春小麦の作付は大幅減となる見通しにある。一方でトウモロコシは肥料・燃料価格の下落が寄与する形で、200万A増の9,000万Aと拡大する見通しとなっている。大豆は小麦からの作付転換と、トウモロコシへの作付転換とが相殺する形となり、わずかな減少にとどまる見通しとなっている。(詳細は本紙にて)