コカ・コーラの自販機が“充電ステーション”に、モバイルバッテリー搭載で利便性向上/コカ・コーラ ボトラーズジャパン

「ChargeSPOT」のバッテリースタンド部分
「ChargeSPOT」のバッテリースタンド部分

コカ・コーラ ボトラーズジャパンは5月から、モバイルバッテリーのシェアリングサービス「ChargeSPOT(チャージスポット)」を搭載した自動販売機の展開を開始した。飲料の購入に加え、スマートフォンなどの充電手段も提供することで、外出先での利便性向上を図る。現在、30台以上で展開している。

「ChargeSPOT」は、INFORICH社が運営するモバイルバッテリーのシェアリングサービスで、国内設置数は業界最大規模を誇る。駅や空港、商業施設など人の往来が多い場所に設置されており、どの拠点でも貸出・返却が可能な点が特徴だ。

「ChargeSPOT」のバッテリースタンドが搭載された同社自動販売機
「ChargeSPOT」のバッテリースタンドが搭載された同社自動販売機

コカ・コーラ ボトラーズジャパンは、人流の多いロケーションに設置している自販機に「ChargeSPOT」のバッテリースタンドを組み込むことで、飲料購入と充電という異なるニーズを同時に満たせるサービスを実現した。これにより、自販機の利用価値を高めるとともに、新たな集客効果も見込む。

屋内設置できる駅構内や空港、商業施設などを中心に展開を進める計画で、今後も順次設置場所を拡大していく方針だ。

同社は、2023年8月に発表した中期経営計画において、営業戦略の柱の一つに「ベンディング(自販機事業)の変革」を掲げており、自販機の付加価値向上に継続して取り組んでいる。「今後もお得意さまやお客さまのニーズを機敏に掴み、新たな価値を創造してまいります」などとしている。

【ChargeSPOTのサービスについて】
モバイルバッテリーシェアリング「ChargeSPOT」。レンタル方法は「ChargeSPOT」対応アプリでバッテリースタンドのQRをスキャンするだけという。全国47都道府県に設置されている。外出時にスマホの充電が足りない際、対応アプリから近くのバッテリースタンドを探してバッテリーを借り、別のバッテリースタンドに返却することができる。

「ChargeSPOT」の利用料金(税込)は、30分未満は165円、1時間までは330円、3時間までは430円、その後レンタル時間によって、料金が変動する。

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発行:
昭和26年(1951年)3月1日
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