【新店レポート】「ヤオコー松戸古ケ崎店」開業、松戸市3店目、季節感ある商品と精肉に注力

ヤオコー松戸古ケ崎店
ヤオコー松戸古ケ崎店

【ストアコンセプトと立地】

ヤオコーは6月26日、千葉県松戸市に「ヤオコー松戸古ケ崎店」を開店した。店舗数は197店舗で千葉県34店舗目、松戸市では3号店となる。ストアコンセプトは「ヤオコーにしかできない【価値】を毎日の【変化】で伝える~お買物を楽しいと感じてもらえるお店の実現に向けて~」。同社が得意とする住宅立地での展開といえる。

立地は県道 5 号線(流山街道)沿いにあり、JR 常磐線「北松戸駅」から西に約 1.4km、JR常磐線・京成松戸線「松戸駅」から北西に約 1.7km の距離に位置する。流山街道は松戸駅から馬橋駅方面・流山駅方面へのバスも運行していて、車や公共交通機関を利用しての来店もしやすい立地。出店地周辺は主に戸建てと低層共同住宅が多くある。売場面積は557坪で、売上目標は18億円を予定する。

商圏人口は1km圏内で1万1000世帯2万2000人、2km圏内で4万8000世帯9万4000人、3km圏内で10万7000世帯21万1000人。1km圏内、3km圏内共に40代から50代が多く、千葉県全体に比べても1.2ポイント多い。人口・世帯数が増加傾向にある地域で、単身世帯、次いで2人世帯が多い。メインターゲットは40代のファミリー層で、次に50代の時間に余裕がある自由な生活を送る客層を想定しているという。

安いだけでなくコスパや流行にも敏感な顧客が多く、お得感のある商品を取り揃える。ランチニーズに応えるべく、惣菜は幅広く展開、共働き世帯も多いため夕方にかけて購入する即食商品や温惣菜も多く取り揃える。

【生鮮品】

ヤオコー松戸古ケ崎店 精肉売場「三元豚」
ヤオコー松戸古ケ崎店 精肉売り場「三元豚」

生鮮の精肉では、顧客からの支持が高い豚肉を、国産の「三元豚」をメインに豊富に、かつ値頃で品揃えする。また、毎日の夕市の取り組みとして、ローストビーフなどの夕食ニーズに合わせたおすすめ商品の試食販売などを通してライブ感を演出する。

鮮魚は、近海魚・切身を中心に旬を打ち出し、鮮度感のある売場で、その時期いちばんの美味しさを提供することで、地域一番店を目指す。また、対面販売や試食販売を通して、商品の美味しさやその時期ならではの料理を提案する。

青果は、同社が自信をもっておすすめする高鮮度のトマトを訴求、果物は、一番の旬の時期に合わせたものと、手軽に楽しめるカットフルーツを豊富に品揃えする。地場野菜にも力を入れているという。

【デリカ・惣菜】

総菜売り場
総菜売り場

デリカの惣菜は、北海道産あずき使用の「粒あんおはぎ」を品揃えし、さらなる美味しさを提供。また、夕食のニーズに合わせて、できたて・焼きたての商品を試食販売も行いながら、にぎわいのある惣菜売場を目指す。寿司は、時間帯のニーズと平日・週末のシーンに合わせた商品展開を行い、目的に合わせた楽しい売場を実現する。ランチニーズには「シン花寿司」を中心としたランチ商品を、夕食ニーズには握り寿司などのご馳走メニューを揃える。

ベーカリー売り場
ベーカリー売り場

インストアベーカリーは、できたての美味しさを伝えるために、ランチは「北海道小麦のカレーパン」の揚げたてを、夕市は店内スクラッチ製法のフランスパン「GU シリーズ」の焼きたてを提供。また、スイーツでは季節限定商品で選ぶ楽しさと食の楽しさを提案する。

【日配食品】

グロッサリーの日配食品では、食の洋風化に合わせたクリームチーズを強化し、生鮮食品や酒などと合わせたメニュー提案を行う。練物では、季節に合わせたこだわり商品や健康を意識した高たんぱく商品を豊富に品揃えし、選ぶ楽しさを実現する。

【ドライ食品】

ドライ食品は、生鮮食品と合わせたメニュー提案として、色々なメニューに使えるおすすめのたれを展開。菓子はナッツを豊富に品揃えし、お酒の種類ごとに食べ合わせを提案。酒は日本酒の品揃えを強化、日用品売場においてはオーラルケア用品の品揃えを強化した。

なお、取り扱いアイテム数は合計1万5,290SKU。

本日のおすすめ商品「鉄板巻上厚焼き玉子かつサンド」
本日のおすすめ商品「鉄板巻上厚焼き玉子かつサンド」

【ヤオコー松戸古ケ崎店概要】
所在地:千葉県松戸市古ケ崎3-2351-1
営業時間:9時~21時45分
駐車台数:120台(駐輪場110台、バイク11台)

媒体情報

食品産業新聞

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食品・食料に関する事件、事故が発生するたびに、消費者の食品及び食品業界に対する安心・安全への関心が高っています。また、日本の人口減少が現実のものとなる一方、食品企業や食料制度のグローバル化は急ピッチで進んでいます。さらに環境問題は食料の生産、流通、加工、消費に密接に関連していくことでしょう。食品産業新聞ではこうした日々変化する食品業界の動きや、業界が直面する問題をタイムリーに取り上げ、詳細に報道するとともに、解説、提言を行っております。

創刊:
昭和26年(1951年)3月1日
発行:
昭和26年(1951年)3月1日
体裁:
ブランケット版 8~16ページ
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