「ポッカレモン100」「キレートレモン」が過去最高売上の見込み、機能性表示食品のラインアップ拡充やセルフケア需要の高まりが追い風/ポッカサッポロフード&ビバレッジ

2025年に過去最高売上見込みとなった「ポッカレモン100」と「キレートレモン」
2025年に過去最高売上見込みとなった「ポッカレモン100」と「キレートレモン」

ポッカサッポロフード&ビバレッジは12月25日、主要レモン商品ブランド「ポッカレモン100」および「キレートレモン」の販売が好調に推移し、2025年度(1~12月)の売上金額が両ブランドともに過去最高の見込みとなったことを発表した。

ポッカサッポロフード&ビバレッジは、「ポッカレモン」を1957年から発売するなど、レモンの商品化に古くから取り組んできた。レモンが持つ独自性について、クエン酸、ビタミンC、ポリフェノールが含まれることなどの「機能的価値」と、すっぱさを感じる酸味や爽やかな香り、明るい黄色など「情緒的価値」の2つの価値を提供できるユニークな果実だと位置づけている。そして、レモンが持つこれらの多面的な価値が生活者に支持され、同社のレモン商品ブランドも販売が好調に推移しているとした。

「ポッカレモン」は、1957年に発売したレモン果汁調味料。2024年9月には「ポッカレモン100」の瓶3品(120ml、300ml、450ml)を機能性表示食品としてリニューアルし、血圧を気にする層をはじめ、多くのお客様にレモンの「機能的価値」が広まったこともあり、2025年度は販売が好調に推移している。

「ポッカレモン100」
「ポッカレモン100」

「キレートレモン」は、レモン1個分の果汁が入っている「レモンの価値体感飲料」として幅広い生活者に親しまれている。近年では健康意識の高まりから、機能性表示食品の「キレートレモン クエン酸2700」「キレートレモン MUKUMI」を中心に販売が好調に推移している。飲料などで手軽にセルフケアをする習慣が広がっていることも支持されている要因だと分析する。

「キレートレモン」の瓶商品
「キレートレモン」の瓶商品

ポッカサッポロフード&ビバレッジの佐藤雅志社長は、12月に取材に応え、レモン商品ブランドについて「従来よりもユーザーの幅が広がったと感じている。以前は女性からの支持が厚かったが、男性層にも認知が広がったことが好調の一因となっている。今後もレモンの総需要拡大を目指し取り組んでいく」と語った。

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発行:
昭和26年(1951年)3月1日
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