農水省、2025年の食品輸出額が過去最高1兆7,005億円 13年連続で更新【前年から1,934億円増加】

ホタテ貝
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農林水産省は2026年2月3日、2025年1~12月の農林水産物・食品の輸出額が過去最高の1兆7,005億円だったことを発表した。

主要輸出先国・地域のすべてで前年比でプラスを記録し、13年連続で過去最高を更新した。品目別では牛肉、米、緑茶、ぶりなどが過去最高を記録。国・地域では米国、台湾、韓国などが過去最高を記録した。

〈米国向け・中国向けでは懸念点があったものの増加〉

米国向けの輸出については、4月から関税措置が導入されたが、緑茶や牛肉に対する旺盛な需要を背景に、前年比13.7%増加の2,762億円を記録した。

中国向けの輸出では、日本産水産物の輸入規制の影響が懸念されたが、前年比7.0%増加の1,799億円を記録した。

2025年 農林水産物・食品の輸出額(出典:農林水産省)
2025年 農林水産物・食品の輸出額(出典:農林水産省)

〈輸出額の増加が大きい輸出重点品目〉

◆緑茶

増加額:+357億円

欧米・ASEAN向け等が健康志向や日本食への関心の高まりを背景に、ラテやスイーツの原料となる抹茶を含む粉末状茶を中心に増加。

◆ホタテ貝

増加額:+211億円

ベトナム向けが加工用の冷凍両貝に加え、玉冷の現地加工の拡大等により増加。

◆ぶり

増加額:+113億円

米国向けが2024年夏の成長の遅れに伴う輸出時期の後ろ倒しのほか、脂の乗った大型サイズの需要の高まり等で単価上昇により増加。

◆牛肉

増加額:+83億円

欧米・アジア向けが商流の拡大・開拓による需要の高まり等により増加。

◆ウイスキー

増加額:+53億円

シンガポール向けが認知度向上による需要の高まり等により増加。

農林水産省の発表によると、日本食への関心の高まりやインバウンドによる日本食の認知度向上、健康志向の高まり等を背景に、既存商流における取扱量拡大や新規商流の獲得が輸出増加につながったとしている。

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発行:
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