飼い主と愛犬が一緒に食べるおやつ開発、森永製菓がペット市場に参入へ 「共食」で新市場創出めざす

森永製菓の主要ブランドや製造技術を生かして開発した7品
森永製菓の主要ブランドや製造技術を生かして開発した7品

〈森永製菓の主要ブランドや製造技術を生かして開発〉

森永製菓は「ひととペットプロジェクト」を立ち上げ、人と犬が一緒に食べられるおやつ7品を開発した。3月3日から一部企業およびECで発売する。ペットを家族の一員と捉えるペットヒューマニゼーションの考え方が広がる中、伸長を続けるペット市場に参入し、人とペットの「共食」を切り口に、新たな需要を創出する。

同社は2月19日に発表会を開き、同社代表取締役会長CEOの太田栄二郎氏と愛犬(ののちゃん)が登壇した。新プロジェクトについて太田氏は「食を共有することで、人もペットも笑顔になれる。まさに当社の企業パーパスを体現する取り組みだ。単なる新商品の発売ではなく、まだ世の中にはない新たな取り組みとして広めていきたい」と力を込める。

太田会長CEOと愛犬ののちゃん
太田会長CEOと愛犬ののちゃん

新商品は一般食品と同基準の衛生管理、安全管理により設計し、ペットフード専門メーカーの森乳サンワールドやアニコム損害保険の協力のもと、森永製菓の主要ブランドや製造技術を生かして開発した。既存商品をベースに、犬も食べられるよう原材料を見直し、不要な成分の除去、砂糖や油脂量を減らすなど調整し、商品化した。「ミニムーンライトwithドッグ」や「ワンゼリースティックwithドッグ」など計7品を発売する。価格は税別330円~500円。

森永製菓新規事業開発部ひととペットプロジェクトリーダーの鈴木聡子氏は、「東京農業大学との共同調査では飼い主と愛犬双方の心理的な満足感や幸福感が高まることが確認できた。まずは仕様の異なる7品を提案し、売れ行きを見極めながら今後の商品構成や販売戦略を検討していく」という。

主な販路として、自社ECをはじめ、首都圏の一部スーパー、CVS、ペット専門店、ホームセンターなどを想定している。
 
イベントには、東京農業大学農学部動物科学科教授の増田宏司氏と成城こばやし病院獣医師の髙栁かれん氏が登壇し、トークセッションを実施した。人とペットが同じものを食べる影響について、増田氏は「飼い主の充足感に愛犬が気づき、嬉しそうな飼い主を見て犬も嬉しくなるという幸せの連鎖が生まれる」と説明した。髙栁氏は、新商品について「ゼリーは手軽に水分が摂れるので、そのような観点からも定着してほしい」と述べた。

■商品概要
「ミニムーンライトwithドッグ」(34g・330円)
「ワンゼリースティックwithドッグ<りんご味>」(15g×5本・498円)
「ワンゼリースティックwithドッグ<ヨーグルト味>」(15g×5本・498円)
「ワンゼリーパウチwithドッグ<りんご味>」(各120g・350円)
「ワンゼリーパウチwithドッグ<ヨーグルト味>」(各120g・350円)
「アイスボックスwithドッグ<和梨>」(127㎖・400円)
「冷凍ホットケーキwithドッグ」(3枚入114g・500円)
※いずれも税別

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昭和26年(1951年)3月1日
発行:
昭和26年(1951年)3月1日
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