〈シグナル〉“熱い思い”
悩ましい季節がやって来た。花粉症は、いまや日本人の2人に1人は発症すると言われる国民病だ。
摂取した食物が原因で、じん麻疹や湿疹、下痢、咳などの症状が起きる食物アレルギーの罹患率は1990年代以降に急増。この状況をうけ、食品産業界では食物アレルギーへの対応が広がっている。
総体的に薄利多売の食品において、アレルギー対応品の売り上げへの寄与は見込みにくいが、食品メーカーにとっては社会的な使命を果たすことにつながる。そこには家庭の食卓や学校給食で安心・安全を担保したうえ、皆がそろって同じものをおいしく食べられる環境を作りたいという“熱い思い”がある。
ハウス食品、永谷園、日本ハム、エスエスケイフーズ、オタフクソース、ケンミン食品の6社による食物アレルギー配慮への協働の取り組み「プロジェクトA」はこのほど、都内小学校で食物アレルギーに関する合同出前授業を実施し、小学5、6年生173人が参加した。
前半は食物アレルギーの基礎知識や原因となる食品について学び、後半は児童が探検隊となって体育館を巡るリレー形式の体験学習を実施した。お好み焼きやベーコンなどを題材にアレルゲンを探すというもの。食品表示の見方やメーカーの配慮についても学んだ。
参加した児童からは、「小麦アレルギーの友達がいるので、お菓子をあげるときに気を付けたい」などの声が寄せられた。








