「綾鷹」史上最高売上達成、機能性ほうじ茶とミネラル緑茶発売へ ブランドアンバサダーに佐藤健/コカ・コーラシステム
コカ・コーラシステムの緑茶ブランド「綾鷹」は2025年、ブランド史上最高の販売数量を達成した。2026年は機能性表示食品の「綾鷹 濃いほうじ茶」や「綾鷹 ミネラル緑茶」など新商品を積極投入する。さらに、ブランドアンバサダーに俳優の佐藤健さんを起用したキャンペーンを展開し、さらなる成長を目指す。

日本コカ・コーラ マーケティング本部緑茶事業部の助川公太部長は3月9日の発表会で、「最も選ばれる緑茶ブランドを目指し、2026年は『SHINKA』をテーマに取り組む」と説明した。
「SHINKA」には、新しく生まれ変わる「新化」、既存の価値をさらに深める「深化」、ブランドを次の段階へ進める「進化」の3つの意味がある。助川部長は「3つの“SHINKA”を通じて、生活者に新たな価値を提供していきたい」と述べた。

同ブランドは2024年のリニューアル以降、販売が拡大し、2025年は前年比5%増の史上最高の販売数量となった。助川部長は成長の要因について、「1年目の成功に満足するのではなく、早い段階から2年目の施策を準備した。『おにぎり』キャンペーンと『綾鷹 濃い緑茶』を2本目の柱として育てたことが伸長につながった。お客様の目に届くように、システム連携のもとでしっかり店頭に並べられたことも大きい」と振り返った。
<機能性ほうじ茶やミネラル緑茶を投入>

2026年は付加価値商品の拡充を進める。新商品として、機能性表示食品の「綾鷹 濃いほうじ茶」(650mlPET)を4月6日に発売する。ストレスや疲労感の軽減に関する機能が報告されている成分GABAを配合し、国産ほうじ茶葉を従来の1.5倍使用した濃く香ばしい味わいが特徴だ。
また、綾鷹ブランド初となるミネラル入りの「綾鷹 ミネラル緑茶」(2L/650mlPET/525mlPET)を5月18日に発売する。緑茶の旨みを生かしながら苦味や渋味を抑え、カフェイン控えめで水分補給に適した設計とした。なお、商品ラインアップ見直しに伴い「綾鷹 茶葉のあまみ」は順次切り替えとなる。
茶葉などのコスト高騰について助川部長は記者の質問に答え、「茶葉などコストの高騰により3月から価格改定をさせていただいたが、価格に見合った価値を提供することが重要だと考えている。新商品では、これまでとは異なる機能などの新しい提案をしていく」と述べた。
<「綾鷹カフェ」シリーズも拡充>
「綾鷹カフェ」シリーズでは、抹茶を活かした商品の拡充を進める。主力商品の「綾鷹カフェ 濃い抹茶ラテ」(440mlPET)はパッケージを刷新し、「午後のおやつタイム」を提案する商品として展開する。
さらに、抹茶ラテではないストレートタイプの抹茶飲料「綾鷹カフェ ほんのりあまい抹茶グリーンティー」(440mlPET)を4月20日に発売する。ミルクを使わない甘い抹茶飲料はペットボトル市場では珍しく、抹茶の香りと味わいを生かしたすっきりした飲み心地が特徴だ。
綾鷹カフェシリーズは主に10~20代の若年層をターゲットとしており、抹茶をきっかけにブランドへの接点を広げる狙いがある。
<「おにぎり×綾鷹」で飲用習慣を拡大>

購入率の向上に向けては、「おにぎりといえば綾鷹」という飲用習慣づくりを強化する。緑茶の定番食シーンである「おにぎり」との組み合わせを軸に、日常の飲用シーン拡大を狙う戦略だ。
2月2日より展開している体験型イベント「おにぎり食堂 綾鷹屋 東京メトロ大手町店」は大きな反響を呼び、来店者は7000人を超えた。開店前から実施していたSNSでの告知動画の総再生回数は235万回以上、広報活動を通じた情報接触人数は延べ3640万人に達している。
<新コミュニケーション「HITOIKI STUDIO」>
ブランドコミュニケーションでは、2007年に誕生した綾鷹とともに育ってきた20~30代の世代を主要ターゲットに据えた施策を展開する。
広告には歌手の宇多田ヒカルさんの楽曲を使用し、ブランドアンバサダーとして俳優の佐藤健さんを起用する。助川部長は起用理由について「幅広い層に影響力があり、『自分のリズムでいこう』というメッセージを自然体で体現できる存在」と説明した。
発表会ではCMに登場するラジオ風スタジオ「HITOIKI STUDIO」(ヒトイキ スタジオ)を再現。佐藤さんがパーソナリティ役となり、事前に寄せられた悩みに答える演出が行われた。
佐藤さんは最後に「息が詰まった時は、綾鷹を飲んでひと息ついて、メリハリをつけていきましょう。お茶しようか」と呼びかけ、会場を和ませた。







