「午後の紅茶」「生茶」「イミューズ」「ファイア」など10月から値上げ、ペットボトルや缶、パウチなど214品対象、改定率は約+6~25%/キリンビバレッジ

キリンビバレッジは、10月1日納品分からペットボトル・缶・ボトル缶・パウチの一部商品の価格改定を行う。5月30日に発表した。
対象は、「午後の紅茶」「生茶」「イミューズ」「ファイア」など、同社の主要ブランドを含む214品。改定率は、メーカー消費税抜き希望小売価格を約+6~25%引き上げる。
改定後の具体的な価格は、パーソナルサイズにおいて、「午後の紅茶」(ストレートティー・ミルクティー・レモンティー・おいしい無糖/各500mlPET)、「生茶」(525mlPET)が180円から200円に、「イミューズ」(各種500mlPET)が183円から203円になる(いずれも税抜き)。
大容量は、「生茶」「午後の紅茶 おいしい無糖」(各2LPET)、「午後の紅茶」(ストレートティー・ミルクティー・レモンティー/1.5LPET)が430円から460円(税抜き)になる。ボトル缶は、「ファイア ブラック 目覚めの深煎り」(275gボトル缶)が164円から184円(税抜き)となる。
今回の価格改定について同社は、安全で高品質な商品を適正な価格でお届けするために、生産性の向上、事業全般におけるコスト削減に向けて、これまでも企業努力と経営合理化に努めてきたものの、原材料や容器包材価格、エネルギーや物流などの関連費用の高騰が継続し、今後も先行き不透明で厳しい環境が続くと想定されるとした。そこで、「このような状況から、やむを得ず改めて一部の商品について、価格改定を実施することにいたしました」としている。
キリンビバレッジは、「今後も、当社は継続して企業努力による経営の効率化をはかり、お客様に喜ばれる安全で高品質な商品をお届けできるように取り組んでいきます」などとしている。
なお、他の大手清涼飲料メーカーでも、今年10月から商品の大部分において価格改定することを相次いで発表している。コカ・コーラボトラーズジャパンは4月22日に発表し、サントリー食品インターナショナルは4月24日、アサヒ飲料も5月22日に発表した。