UCC上島珈琲、猛暑に向け「フルーツコーヒー」提案 ドリップポッド10周年でご当地メニュー展開

UCC上島珈琲が展開するカプセル式ドリップコーヒーシステム「ドリップポッド」は、6月12日にメディア向け試飲会「2025年アイスコーヒートレンド試飲会」を開催した。UCCは、猛暑が予想される今年の夏に向けて、アイスコーヒーにフルーティーでさっぱりとした味わいが求められると予測している。試飲会では、フルーツコーヒーのアレンジレシピを提案したほか、今夏実施する関連イベント「FRUIT COFFEE COLLECTION」について発表された。
同社が行った調査では、アイスコーヒーにはホットコーヒーと異なり、「すっきりとしたキレ」「甘く爽やかでフルーティーな味わい」が求められていることが分かった。また、20代の約半数がフルーツコーヒーを認知しており、実際に飲んだ人の多くが好意的な印象を持っているという。
この意識調査は5月21日~5月22日、月1回以上コーヒーを飲む全国の20代~60代の男女800名を対象に実施されたインターネット調査(「UCCドリップポッド調査」)。この調査結果から、同社はフルーツコーヒーがこの夏のトレンドになると見ている。
今回発表された「FRUIT COFFEE COLLECTION」は、「ドリップポッド」10周年記念プロジェクトの第3弾として展開される。6月10日からは、全国のカフェやレストラン9店舗と連携し、地元産の果物を使用した「ご当地フルーツコーヒー」を順次提供する。また、家庭で楽しめる「おうちフルーツコーヒー」のレシピも公開し、「ドリップポッド」の活用方法を広げていく。
「ドリップポッド」の10周年施策として、フルーツコーヒーが打ち出された背景には、年々厳しさを増す夏の暑さや、飲料に対する生活者のニーズの変化がある。
UCCでは、冷たさだけでなく、果実の酸味や甘みを取り入れることで、“夏ならではのコーヒー体験”を提案するねらいだ。若い世代を中心に、従来の枠にとらわれない飲み方への関心が高まっている中、同社は価値観の変化を踏まえた新しい選択肢として、フルーツコーヒーを位置づけている。
さらに、2023年から毎夏実施している体験イベント「#バリスタのいないアイスコーヒー専門店 ひみつのドリップ」も、今年はフルーツコーヒーをテーマに開催される予定だ。

試飲会では、UCCコーヒーアカデミーの清水美保講師が、スイカと「ドリップポッド サマーブレンド」の組み合わせや、バナナと「同 炭焼珈琲」のアレンジなど、暑い時期に楽しめるアイス向けレシピを紹介。「コーヒーのフレーバーに合ったフルーツを選ぶことで、夏にぴったりなフルーティーな味わいのフルーツコーヒーを楽しめる」と話した。

UCCグループでドリップポッド事業を担当するソロフレッシュコーヒーシステム事業開発部の西川満美子PRマネージャーは、「暑さが厳しくなる中で、さまざまな形でコーヒーを楽しんでもらい、この夏を楽しく過ごしていただきたい。イベントで実際に飲むことでフルーツコーヒーの魅力を知ってもらい、家でも作ってもらえるようレシピも発信していきたい」と語った。
【「ご当地フルーツコーヒー」コラボ実施店舗〈6月12日時点〉】
▽「タスパークホテル長井」(山形県)
▽「カフェコムサ」(栃木県/千葉県/神奈川県)
▽コムクレープ岡山問屋町店(岡山県)
▽Le・Café 白島〈ル・カフェ ハクシマ〉(広島県)
▽琉貿果実苑〈リウボウカジツエン〉(沖縄県)