スタバ初の濃縮タイプ「スターバックス コーヒークラフト」3月1日発売/ネスレ日本

「スターバックス コーヒークラフト」を発売。「無糖」「キャラメル」の2種を展開
「スターバックス コーヒークラフト」を発売。「無糖」「キャラメル」の2種を展開

◆家庭でスターバックスのカフェ体験を提案

濃縮飲料市場が拡大する中、ネスレ日本は3月1日、スターバックスブランドとして国内初となる濃縮タイプのコーヒー飲料「スターバックス コーヒークラフト」を発売する。ラインアップは「無糖」と「キャラメル」の2種類で、260mlペットボトル、430円(税込)。水やミルクで割るだけで、家庭でも“自分好みのスターバックス”を再現できる商品だ。

発表会に登壇したネスレ日本スターバックスCPG部のシュー・キャシー氏は、コンセプトについて次のように説明した。

「スターバックスのカフェ体験といえば、カスタマイズする楽しさ。今回の商品は、その体験をご自宅でも楽しんでいただくためのものです」

◆若年層ほど強い“アイス志向”

担当のシュー氏は、「スターバックスのカフェ体験といえばカスタマイズする楽しさ」と語る。
担当のシュー氏は、「スターバックスのカフェ体験といえばカスタマイズする楽しさ」と語る。

発売の背景には、コーヒーのアイス飲用拡大がある。消費者行動研究所の「飲み物調査」によると、コーヒーのアイス飲用割合は約30年で1.7倍に増加し、1993年の23%から2025年には約40%まで達しているという。特に若年層ほどコーヒーをアイスで選ぶ傾向が強い。

濃縮コーヒー飲料市場(金額ベース)も直近4年間で約1.5倍に拡大している(インテージSRI+、2024年と2020年の比較)。

シュー氏は、「若い世代を中心にアイスコーヒーが当たり前の選択肢になっている。濃縮カテゴリーも成長しており、今が新商品投入の適切なタイミングだと判断した」と説明した。

◆1本で8杯分、自由にアレンジ

「スターバックス コーヒークラフト」を1に対して、水やミルクを5の比率で割ることを勧めている。
「スターバックス コーヒークラフト」を1に対して、水やミルクを5の比率で割ることを勧めている。

商品はアラビカ種100%のコーヒー使用。1本あたり約8杯分を作ることができる。

目安は、同商品1に対して、水やミルク5の比率で割る(6倍希釈)。氷を入れたグラスに注ぎ、割って混ぜるだけで完成する。濃さは好みに応じて調整可能で、アイスアメリカーノやアイスラテ、アイスキャラメルマキアート、エスプレッソトニックなどのアレンジを公式サイトで提案していく。

シュー氏は、「今日は少し濃いめにしたい、ダブルショットにしたいといった調整ができることも濃縮タイプならでは」と語る。

◆キャラメル開発に苦労

味覚設計では、特にキャラメルの再現には時間を要したという。

「単に甘いだけでなく、香ばしさと甘さのバランスがスターバックスらしさ。お店でしか飲めないあのキャラメルの味を、どう濃縮タイプで再現するかに苦労しました」(シュー氏)。試作を重ね、店頭の味わいに近づけたとする。

◆コンパクト設計で扱いやすさに配慮

260mlという容量にもこだわり、冷蔵庫で場所を取らず、持ち運びもしやすい。手に持ちやすい形状にも配慮した。既存の濃縮商品と比べてもコンパクトな設計で、扱いやすさを打ち出す。スペース効率や軽さは、濃縮飲料が支持を集める理由の一つでもある。

濃縮飲料市場は拡大基調にあり、アイス飲用比率も上昇傾向にある。若年層を中心とした“アイス志向”を追い風に家庭内でのスターバックス体験の拡大を図る。スターバックスブランドの参入は、成長を続ける濃縮カテゴリーの存在感を一段と高める可能性がある。