キリン、規格外いちごを商品化、「午後の紅茶」「氷結」でフードロス削減へ

「キリン 午後の紅茶 mottainai なごりいちごティー」と「キリン 氷結mottainai なごりいちご」
「キリン 午後の紅茶 mottainai なごりいちごティー」と「キリン 氷結mottainai なごりいちご」

キリンビバレッジとキリンビールは、規格外果実を活用するCSV活動「モッタイナイ!を、おいしい!に。プロジェクト」で連携し、飲料と酒類のブランド横断で商品展開を進める。

【商品画像】「氷結mottainai 浜なし」

キリンビバレッジは、「午後の紅茶 mottainai(モッタイナイ)」シリーズの第2弾として、「キリン 午後の紅茶 mottainai なごりいちごティー」を3月31日から数量限定で発売する。キリンビールからは「キリン 氷結mottainai なごりいちご(期間限定)」(350ml缶・500ml缶)を発売し、ブランドの垣根を越え、それぞれの強みを生かした取り組みを進める。

(右から)キリンビバレッジ 加藤氏、坂本いちご園 坂本氏・鮫島氏、キリンビール 後庵氏・佐藤氏
(右から)キリンビバレッジ 加藤氏、坂本いちご園 坂本氏・鮫島氏、キリンビール 後庵氏・佐藤氏

3月5日開かれた新商品発表会では、キリンビバレッジマーケティング部ブランド担当の加藤華氏、キリンビールマーケティング部「氷結」ブランド担当の後庵友理奈氏、浜なしえのき園の鮫島慎治氏らが登壇し、プロジェクトについて説明した。

「キリン 午後の紅茶 mottainai なごりいちごティー」は、色や大きさなどの理由から規格外で廃棄予定だった熊本県産の収穫後期の「なごりいちご」を活用し、果実のフードロス削減と農家支援につなげる。

果汁0.1%を使用し、すっきりとした紅茶に、甘酸っぱくみずみずしい苺の風味を合わせたフルーツティー。売り上げ1本につき1円を日本の果実農家支援に活用する仕組みを設け、商品購入を通じて農家が直面する課題解決につなげる狙いがある。パッケージは「モッタイナイ!を、おいしい!に。」プロジェクトのコンセプトを打ち出したシンプルなデザインとした。

キリンビールの「キリン 氷結mottainai なごりいちご(期間限定)」(350ml缶・500ml缶)との両ブランドで、販売数量は約40万ケース、熊本県産「なごりいちご」約10トン分のフードロス削減、販売によるいちご農家への寄付金1,000万円を目指す。

「氷結mottainai 浜なし」
「氷結mottainai 浜なし」

また、過去の販売から好評だった「キリン 氷結mottainai 浜なし」(350ml缶)は、3月24日から通年販売する。2024年、2025年の2度の発売を通して、合計約6.2万個の廃棄予定の「浜なし」の削減を実現した。集まった約1,100万円の寄付金は横浜農業協同組合果樹部に贈呈し、梨苗木の購入などの持続的な果物の生産のために活用されている。

同社は昨年から、果実のフードロス削減と農家支援を目的とする同プロジェクトを推進し、2027年には、規格外果実年間250トンの削減・顧客1,800万人・生産者840人の参加目標を掲げる。今回の3商品により、今年の合計果実削減量は累計約152トンに達する見込みだという。

加藤華氏は「『午後の紅茶 mottainai ふじりんごティー』では売り上げの一部を活用し、子どもたちがフードロスや農業の役割を学ぶキッズマルシェや植樹会を実施しており、農家さんとお客様の接点を作ることができている。氷結と合わせてより幅広い層のお客様に支持していただけると思う」と説明した。

媒体情報

食品産業新聞

時代をリードする食品の総合紙

食品産業新聞

食品・食料に関する事件、事故が発生するたびに、消費者の食品及び食品業界に対する安心・安全への関心が高っています。また、日本の人口減少が現実のものとなる一方、食品企業や食料制度のグローバル化は急ピッチで進んでいます。さらに環境問題は食料の生産、流通、加工、消費に密接に関連していくことでしょう。食品産業新聞ではこうした日々変化する食品業界の動きや、業界が直面する問題をタイムリーに取り上げ、詳細に報道するとともに、解説、提言を行っております。

創刊:
昭和26年(1951年)3月1日
発行:
昭和26年(1951年)3月1日
体裁:
ブランケット版 8~16ページ
主な読者:
食品メーカー、食品卸、食品量販店(スーパー、コンビニエンスストアなど)、商社、外食、行政機関など
発送:
東京、大阪の主要部は直配(当日朝配達)、その他地域は第3種郵便による配送
購読料:
3ヵ月=税込15,811円、6ヵ月=税込30,305円、1年=税込57,974円