サントリービバレッジ&フード、「ロコモアWATER」「セサミン1000」発売 新価値創造プロジェクト始動
サントリービバレッジ&フードは、新たな成長戦略「新価値創造プロジェクト」を始動し、国内第1弾商品として“飲むサプリ”シリーズ「ロコモアWATER」「セサミン1000」(いずれも一般食品)を4月14日に発売する。従来の飲料カテゴリーの枠を超え、日常生活の中で手軽においしく栄養を取れる健康習慣の新たな選択肢を提供する。
同プロジェクトでは、重点領域として「ウエルネスケア」と「ムードシフト」の2軸を設定。国内では水分補給の延長で取り入れやすい商品を提案し、海外では未充足領域への参入やクロスカテゴリー商品の展開を進めることで、既存事業の延長線上にとどまらない非連続な成長を目指す。
国内第1弾となる「ロコモアWATER」は、コンドロイチン硫酸、アンセリン、グルコサミン塩酸塩、ケルセチン配糖体の4成分を配合したすっきりレモン味の飲料。
「セサミン1000」は、ゴマ約1000粒分に相当するセサミンに加え、カルシウム、ビタミンB6、パントテン酸を配合し、ヨーグルトテイストに仕上げた。
いずれも500mlペットボトル入りで税別170円。サントリーウエルネスの主力サプリメントブランド「ロコモア」「セサミン」をベースに開発した。ブランド認知を生かしたシンプルなパッケージとし、サントリー生命科学研究所との共同研究である点も記載している。
開発背景として、健康関連市場の広がりや、日常生活の中で取り入れやすい商品への関心の高まりがある。人生100年時代を見据え、40代以降を中心にサプリメント市場は約1.1兆円規模に拡大する一方、同社はサプリメントの利用率が約3割にとどまっている点に着目した。
新価値創造部課長の三谷京平氏は、サプリメントには継続の難しさや摂取への心理的ハードルがあるとした上で、「両商品とも500mlのペットボトル飲料で無理なく取り入れられる形で、すっきりとした味わいにしている」と説明した。

同社は昨年4月に「新価値創造部」を新設した。国内外の非連続成長を担う中核組織と位置付け、新商品・新ブランド開発に加え、グループ資産の横断活用や新技術導入、M&Aも視野に入れる。各国での開発推進、生活者インサイト分析、R&D連携の3機能を一体運用し、市場変化への対応を急ぐ。
生活者理解の高度化に向けては、独自分析基盤「Future Adventure Map」も構築した。8カ国の主要事業展開国で約8カ月にわたり、社内外100人超が参画し、約240の生活者インサイトを整理したという。国ごとの違いだけでなく共通性の抽出にも活用し、各国での個別最適と横展開の両立を図る考えだ。
同社事業推進本部新価値創造部長の大塚匠氏は「アジアでは日本のR&D技術を活用した新ブランドを立ち上げ、国内では従来の延長では到達できない領域への挑戦を進め、それぞれを成長させる」と話した。

海外では、水分補給ニーズの高まりを背景に、タイで新ブランドを展開している。空調環境下での水分不足という課題に着目し、「GREEN DA・KA・RA」の技術を活用した設計で差別化を図る。現地セブン‐イレブンでの展開は好調で、3カ月の先行販売では計画比1.8倍で推移したという。今後は他国への展開も検討し、シリーズとしての拡張による成長も見据える。







