ファミリーマート、おにぎり専門店「ぼんご」と「柿安」監修で付加価値のあるおむすび発売

おにぎり専門店「ぼんご」と「柿安」監修のおむすび発売
おにぎり専門店「ぼんご」と「柿安」監修のおむすび発売

ファミリーマートは8月26日から、2つの名店が監修した進化したおむすびを、全国のファミリーマートで順次発売する。東京・芝浦の本社で8月21日、新商品発表会を開催し、商品本部木内智朗デリカ食品部長とおにぎりぼんご女将の右近由美子氏、柿安本店事業本部マネージャー商品開発担当松田和典氏が登壇した。

同社では3月、大谷翔平選手がおむすびアンバサダーに就任した。ぼんご監修商品含む4商品はメジャーリーグ東京シリーズとも重なり、販売数は1週間で300万個、3週間のキャンペーン期間で合計922万個に達した。おむすびカテゴリーの売り上げ前年比は120%を超えた。

今回「ぼんご」監修商品は2種を展開する。店舗同様に「ごはんたっぷり」で具材を味わいたいという要望に応え、「大きなおむすび」シリーズに“進化”させて1.5倍サイズにした。

(左から)「ぼんご監修 大きなおむすび 鮭マヨネーズと生たらこ」、「ぼんご監修 大きなおむすび 肉そぼろ(卵黄ソース)」
(左から)「ぼんご監修 大きなおむすび 鮭マヨネーズと生たらこ」、「ぼんご監修 大きなおむすび 肉そぼろ(卵黄ソース)」

「ぼんご監修 大きなおむすび 鮭マヨネーズと生たらこ」(税込298円)は、ぼんごで人気の「生たらこ」と、女性からの支持も高い「鮭マヨネーズ」を組み合わせ、柚子こしょうを効かせた。

「ぼんご監修 大きなおむすび 肉そぼろ(卵黄ソース」(税込320円)は、肉そぼろに牛と豚の挽き肉を使用することで、肉の旨味とコクを感じられる味付けに仕上げた。3月に発表した商品より甘辛くしている。

「柿安監修 牛すき」
「柿安監修 牛すき」

肉の老舗「柿安」監修 “新贅沢”なおむすびも2種展開する。「柿安監修 牛すき」(税込 278 円)は、国産黒毛和牛に、牛肉特有の美味しさを引き出すための「秘伝のタレ」を使用して味付けした。

「柿安監修 海老マヨネーズ」
「柿安監修 海老マヨネーズ」

「柿安監修 海老マヨネーズ」(税込 258 円)は「柿安ダイニング(KAKIYASU DINING)」の看板商品「大海老マヨ」の味わいをイメージし、マヨソースにコンデンスミルク・三温糖などで甘みをつけている。

(左から)木内デリカ食品部長、右近氏、松田氏
(左から)木内デリカ食品部長、右近氏、松田氏

ぼんごの右近氏は「3月に監修した『手巻おむすび』は『ぼんご』のお店でも大きな反響があり、ぼんごの味や想いが伝わると好評だった。ファミリーマートとはおむすび文化を次世代に繋ぐという想いを『親子おむすび教室』や『親子田植えツアー』などの食育活動も行う中で、共有していると感じている。肉そぼろは前回も好評だったので、さらに大きいサイズで楽しんでほしい」と話した。

同社では、おむすびの購入が来店目的の上位に入っている。通常商品よりも50%増量で付加価値のある「大きなおむすび」を発売することで、おむすび全体の売り上げを高める狙いがある。低価格帯の商品では、混ぜご飯タイプの海苔なしおむすびを増やし、多様なニーズに応える。

8月26日から20円引きクーポンを配信するキャンペーンを実施。キャンペーン期間3週間の売り上げは、前年対比115%を目標としている。

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昭和26年(1951年)3月1日
発行:
昭和26年(1951年)3月1日
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