西武池袋本店「スイーツ&ギフトフロア」リニューアルオープン、百貨店初出店9店、菓子売り場での「出来立て」販売も

そごう・西武は9月17日から、東京・池袋の「西武池袋本店」地下食品フロアを順次リニューアルオープンした。地下1階「スイーツ&ギフト」(菓子、名産品売場)のオープンにあたり、9月16日、メディア内覧会が開催された。
「デパチカ」は、2フロア(地下1・2階)の3ゾーン・約3000m2、約180ショップで構成される。改装前の南北に長いフロアから、菓子と総菜を2層に分け、買い回りしやすい構造に改装した。
地下1階スイーツ&ギフトフロアでは、改装前から充実したラインナップで人気を集めた生ケーキの取り扱いをさらに拡充した。

目玉としては関東初出店の「シェ・シバタ」をはじめ「日本橋 千疋屋総本店」、バスクチーズケーキの「ガスタ」など25の人気スイーツショップ(うち新規10ショップ)から、旬のフルーツやこだわり素材を使った生ケーキを取り揃えた。
また「ルノートル」「ピエール マルコリーニ」「ブノワ・ニアン」といった世界最高峰メゾンの海外スイーツ店を合計8ショップ導入。質・量ともにスイーツ好きを唸らせる品揃えを実現した。

さらに、海外で話題のお菓子や、スイーツブランドが手掛ける新業態店など新しさが魅力の顔ぶれも揃う。チョコチップクッキー専門店「CC’s Cookie」をはじめ、「太陽のガレット」「CARAMEL TOKYO WARAKUBENIYA」「パリバターショコラ」「DI CLASSE」ほか9つの百貨店初出店ショップが出店。白金高輪の人気洋菓子店「メゾン・ダーニシロカネ」は、スペインバスク地方の焼き菓子「ガトーバスク」が看板商品で、当店限定の焼き菓子や生菓子も展開する。

フロア内厨房で作る焼きたて・出来立てスイーツ販売で競合他社との差別化を図る。「足立音衛門」(栗のフィナンシェ)、「鶴屋𠮷信」(大福)、「京みたらし 梅園」(みたらし団子)、「THE ROYAL BAKE」(スコーン)など、和洋菓子とパン13ショップが店内で一部商品を製造する。
和菓子の老舗「たねや」では、売場のメインスペースにオープン台を設け、東日本一の品揃えを展開。店舗限定商品など多彩なお菓子で若年層にもアプローチする。
改装前の人気売場であった、日本各地の銘菓・名産ショップ「卯花墻・味小路」も復活、新たに曜日ごとに人気の限定品を加えている。
9月25日には地下2階のデリ、地下1階のブーランジェリー「メゾンカイザー」、焼き菓子「エシレ・パティスリー オ ブール」がオープンする。
10月以降、地下1階の顔となる駅コンコース側に、「BENTO(弁当)」に特化した約60m2の売り場「BENTOステーション」(40ブランド、100種類)がオープンする予定。
今回のリニューアルで弁当の品ぞろえは、85ブランド(400種類、BENTOステーション含む)と百貨店最大級となるという。
同社広報担当者は「作る様子、音、香りなど五感を刺激する要素を採り入れ、菓子売場を強化した。地下1・2階のリニューアルで改装前の売上高10%増加を目指す」と説明した。