【セブン‐イレブン】クリスマス商品発表会/商品戦略はコスパ・手軽さ・幅広さ

セブン齋藤氏(左)とフードジャーナリストの岩谷貴美氏(右)
セブン齋藤氏(左)とフードジャーナリストの岩谷貴美氏(右)

セブン‐イレブン・ジャパンは、クリスマスに“コストパフォーマンスや手軽さ”を意識したケーキやチキンなど自宅で手軽に本格的なメニューを楽しむ商品を提案する。

11月5日に、都内で発表会を行い、商品本部ベーカリー・スイーツ部調理パン・ベーカリーチーフマーチャンダイザー齋藤曜介氏らが商品や戦略について説明した。

昨今の物価高に伴う節約志向の高まりを背景に、“コストパフォーマンスや手軽さ”といった消費傾向がみられる中、ケーキやチキン、オードブルにドリンクまで、「おうち」で手軽に本格的に楽しめるラインアップを提案する。

農林水産省のデータなどによると、今年10月は2020年から食料価格は約26.4%上昇し、小麦粉は32.7%増、バター39.8%増などクリスマスにかかせない食材も軒並み上昇している。

実際に昨年、同社で実施した「クリスマスシーズンに関する意識調査」でも回答の半数の人が価格を、6割の人が平日では時間をかけずに楽しみたいという意見だった。

これらを踏まえ、同社では物価高の中でも、「いつでもどこでも誰とでも、手軽に、そして手ごろに楽しめるクリスマス」を訴求する。

〈「コスパ意識」「食べきりサイズ」「幅広いカテゴリ」がポイント、小さめサイズのケーキ強化〉

コスパ意識商品では、発売29年目となる、人気1位の「クリスマスかまくら」(税込3,218円)を価格据え置きで展開する。使用する素材にもこだわり、製菓用の卵「エグパティシエール」の濃厚さを活かした味わいにしている。

クリスマスかまくら(アレンジ例)
クリスマスかまくら(アレンジ例)
クリスマスかまくら(ちいかわ限定BOX)
クリスマスかまくら(ちいかわ限定BOX)

近年では少⼈数で楽しめる⾷べきりサイズの⼈気が高まっていることを受け、小さいサイズのケーキを昨年から5品目増やし、13品目に拡充。「ホワイトケーキ 3号」(税込1,080円)や、「イタリア栗のクリスマスモンブラン」(税込3,920円)などで好みに合わせたサイズと種類の商品を選べる。

イタリア栗のクリスマスモンブラン
イタリア栗のクリスマスモンブラン

「幅広いカテゴリー」では、食卓を華やかに彩るオードブルを展開する。昨年好評だった前菜9品を盛り合わせた「カップデリ スペシャル2025」(税込3,000円)も昨年から内容を刷新した。

カップデリスペシャル
カップデリスペシャル

チキンでは期間限定で⾻付きの「スペシャルななチキ(骨付き)」(税込380円)を、衣の配合を見直しスパイスを増量させ、より特別感を出している。

スペシャルななチキ
スペシャルななチキ

齋藤氏は「ピッツァやサラダ、ケーキなど一人合計2,800円ほどで揃う。クリスマスの商品を使用したアレンジメニューを楽しむのもおすすめだ」と説明した。

現在、全国の店舗と「セブンミール」で予約受付中(締切は店頭予約が12月17日、ネット予約12月18日)。アプリ会員を対象に、11⽉30⽇まで、ネット予約で⼀部商品の10%引きアプリクーポンをプレゼントするキャンペーンも実施中だ。

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食品産業新聞

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食品・食料に関する事件、事故が発生するたびに、消費者の食品及び食品業界に対する安心・安全への関心が高っています。また、日本の人口減少が現実のものとなる一方、食品企業や食料制度のグローバル化は急ピッチで進んでいます。さらに環境問題は食料の生産、流通、加工、消費に密接に関連していくことでしょう。食品産業新聞ではこうした日々変化する食品業界の動きや、業界が直面する問題をタイムリーに取り上げ、詳細に報道するとともに、解説、提言を行っております。

創刊:
昭和26年(1951年)3月1日
発行:
昭和26年(1951年)3月1日
体裁:
ブランケット版 8~16ページ
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