ファミリーマート「ふわうま製法」の手巻おむすび成型機を導入
ファミリーマートは、新たな製法を導入した「ごちむすび」と「直巻おむすび」を11月18日から、全国の店舗で順次発売する。
11月14日、東京・芝浦の本社で新商品発表会を開き、商品本部木内智朗デリカ食品部長が概要を説明した。
2025年の同社のおむすびキャンペーンは今回で3回目となる。
3月の“おむすび二刀流、解禁”のキャンペーンでは、1週間でぼんご監修含む3品の販売数は300万個で、おむすびカテゴリー売上前年比が20%増加した。
8月のキャンペーンも同様の前年比で、3週間の合計で637万個を売り上げた。大谷翔平選手のアンバサダー就任効果や「大谷選手ファミマおむすび割」も奏功した。
新おむすびには、ほどける食感、「ふわうま製法」を導入している。お米とお米の間に空気を抱き、やさしく成形することでふっくらとした食感を実現した。

同社では、2023年におにぎり専門店「ぼんご」の空気を入れて極力にぎらないおむすびを参考に、約20億円を投資しふっくらマシンを手巻おむすびに導入。今回更に約20億円追加投資し、贅沢具材の商品と直巻商品にも導入した。
贅沢具材商品では「ぼんご監修 ごちむすび いくらと秋鮭」(税込320円)、黒毛和牛を使用し前回より贅沢に仕立てた「ぼんご監修 ごちむすび 牛そぼろと卵黄ソース」(税込275円)を展開する。

直巻おむすびでは、「直巻 高菜と明太子」(税込189円)、「直巻 サーモンマヨネーズ」(税込198円)の2品を発売する。合わせて「ごちむすび 藻塩焼 鮭はらみ」(税込278円)と「直巻 焼しゃけ」(税込170円)などの定番4商品もリニューアルする。

木内部長は「大谷選手効果で、女性や若い年齢層の来店が増えて客層が広がった。8月に実施したアンケートでは、おにぎりが来店目的1位のカテゴリーとなった。今回の商品でも前年比20%増を目指していきたい」と説明した。
会場では、おにぎり専門店「ぼんご」の女将、右近由美子氏が登壇し、おむすびの握り方の実演を行った。
新商品に関しては「具材は『ぼんご』で人気の『すじこ+さけ』を、『いくら』にして、チャレンジした。魚沼産コシヒカリを使用したこともポイント」と話した。
また同社では、社会貢献活動の一環として「おむすび差し入れプロジェクト」を行った。7月の「僕の梅おかか」のおにぎり売上の一部を活用し、全国17校の部活生におむすびをサプライズで差し入れした。
大谷選手の今季MVP受賞を記念し、12月5日から12月8日まで、全国で4万人におむすび無料クーポンを配布する。








