ウエルシアHDとツルハHD経営統合、売上高2兆円超・店舗数5,600店超の日本最大のドラッグストアチェーンが誕生
ドラッグストア業界1位のウエルシアHD、2位のツルハHDは12月1日、経営統合した。
ウエルシアHDはツルハHDの完全子会社となり、両社合わせて売上高2兆円超、店舗数5,600店を超える日本最大のドラッグストアチェーンが誕生した。
両社及びイオンは今後、日本のみならずASEANをはじめとするグローバル規模で、人々の「未病」「予防」「治療」に関する分野に従事し、健康寿命の延伸に貢献することにより、地域生活者のより高次なヘルス&ウエルネスを実現することを目指す。
〈介護領域・海外事業の強化へ〉
統合後の中期戦略は、大きく2フェーズに分けて進める。
2029年2月までのフェーズ1では、ヒト・モノ・カネ・情報の統合を進めることで、統合によるシナジー効果と基盤整備を構築し、介護領域・海外事業の強化を開始する。
2032年2月までのフェーズ2では、介護領域を含めた「ライフストア」への進化、海外市場展開の更なる推進を図る。フェーズ1の3年間で総額500億円のグループシナジー(イオングループ含む)を創出する。
具体的には、NB商品の調達コスト削減・帳合統合や、PB商品刷新・商品開発を拡大する。新たなプライベートブランド「からだとくらしに、+1」もスタートし、イオングループの「トップバリュ」活用を拡大させ、価格低減による集客力強化を図る。
ドラッグ&フードへの改装を含む店舗フォーマット切替による収益改善も進める。
また、約1億にのぼる顧客データベースを一元化し、基幹システム統合により受発注から実績までのデータも一元化する。調剤・購買データを軸にビッグデータ群を整備し、顧客がセルフケアに利活用できる環境を構築する。







