ファミマ×JA全農「ファミマこども食堂」給食のない冬休み期間の牛乳廃棄の課題解決と酪農体験
ファミリーマートは、農林水産省と一般社団法人Jミルクが立ち上げた官民共同プロジェクトである「牛乳でスマイルプロジェクト」に賛同し、学校給食が一時 休止となる冬休み期間中に牛乳の消費拡大を目指した取り組みを行っている。
年末年始は学校給食が一時休止となることに加え、お正月で飲用する機会が減ることから牛乳の需要が低 下する。牛乳の廃棄を防ぐため、農林水産省では年末年始の牛乳摂取を推奨している。
同社では、取り組みの一環としてファミマこども食堂で地域の子供とその家族に向け、酪農について楽しく学べる機会を提供する。
12月8日、東京都北区の田端一丁目店で近隣住民の子供とその家族を対象に、ファミマこども食堂を開催した。参加者は1~9歳までの子供11人と大人8人で、子供たちは同社のユニフォームを着用して参加した。

イベントでは、子供たちがレジ打ち等の店舗での仕事体験や食事会の交流、JA全農による講義を行った。牧場の音クイズや、オンラインで牧場の様子を体験するVR体験を通して、子供たちは酪農の仕事についても学んだ。
牧場の音クイズは、酪農家の富澤裕敏氏が音声を提供した。富澤氏によると、乳牛は寒いのは得意で、冬の牛乳は1年の中でも特に濃い風味が味わえるという。

「ファミマこども食堂」は、店舗のイートインスペース等を活用して、地域交流活性化を目的に行っており、 今回のイベントを皮切りに同様の内容を1月末までに全国約20店舗で順次開催予定だ。
12月16日からは、昨年好評だった「冬のおいしいミルクコーヒー」(税込198円)を発売する。
パッケージに「日本全国47都道府県から届けられる日本産のたべものに、そしてニッポンにここからエールを送ろう。」をコンセプトに誕生したJA全農のブランド「ニッポンエール」とメイトーのロゴをあしらった。
12月23日~2026年1月5日の期間には、「明治おいしい牛乳」の200ml・450ml・900mlを対象に牛乳割引キャンペーンを行う。








