ファミリーマート、初の旗艦店を都内に/“わざわざ行きたくなるコンビニ”を提案
ファミリーマートは7月10日、初の旗艦店「FAMIMA PARK AZABUDAI(ファミマパーク麻布台)」を東京・麻布台にオープンした。オープン初日の売上は過去最高を記録したという。アパレル商品を従来店より充実させ、コンビニでは初めて試着室を設けた。健康に配慮した中食商品を多くそろえたほか、店外ではコーヒーや「ファミチキ」などを購入できる。「わざわざ行きたくなる」店舗として提案し、その成果の一部を既存店にも広げることで、店舗価値の向上につなげる。将来的には都内で2~3店舗の展開を視野に入れている。
新店舗は若手社員が主体となって運営している。社会インフラとしてのコンビニの機能に、ファッション要素などを実験的に取り入れている。今回の店舗での取り組みの一部は、他の店舗での導入も検討している。
店舗のデザインは、建築デザイナーを起用し、既存店とは大きく異なるカフェのような外観に仕上げた。また、「FAMIMA STAND」という、店舗に入らなくてもコーヒーや紅茶、「ファミチキ」などを購入できる場所も設けている。
店内では、ファッションデザイナー落合宏理氏と共同で開発した「コンビニエンスウェア」の品ぞろえを従来の店舗より大幅に増やし、約300点を並べている。また、コンビニでは初めて試着室を設け、商品を案内する専門のスタッフも配置し、好みの商品を選べるようにした。限定の雑貨や先行販売の商品も並べる。

食品は、青色を基調としたパッケージの「都市型デリカテッセン」という商品を並べている。都市部で働く20~40代をターゲットに、健康への配慮と美味しさを両立し、クラブハウスサンドイッチやライスサラダ、ラープガイ、マーラータンなど19種類をそろえる。

メニュー開発から盛り付けまで、デリカテッセン「PARIYA(パリヤ)」の創業者である吉井雄一氏が携わった。これらの商品は、東京や神奈川にある約1000店舗でも販売する。
7月9日に行われた発表会で、新店舗について小谷建夫社長は「麻布台は観光の方に加え、海外の人も多く住まわれており、それがここに店を開けることを決めたポイント。チャレンジする場として最適だと思っている」と話す。
加えて、「人口動態や社会の価値観の変化などで、従来の延長線上では成長に限界がある。店舗数をただ広げるのではなく、店舗ごとの価値を高めることに取り組むべきだと考えていた」と述べた。今後について、時期は未定だが、都内で2~3店舗の出店も計画している。
同社は創立45周年にあたり、次のコンビニの可能性を追求する取り組み「Next FamilyMart Project」を開始した。クリエイティブディレクターのNIGO氏と共創し、来店者の利便性や効率性の追求と共に、従来のコンビニでは実現できなかった取り組みで“わざわざ行きたくなるコンビニ”の創出を目指す。







