集団給食協会、毎年恒例の「親子クリスマスケーキづくり」イベントを開催〈ケーキのレシピ付き〉
集団給食協会は2025年12月14日、「親子クリスマスケーキづくり」イベントを武蔵野栄養専門学校(東京都・豊島区)と共催で開催した。これは東京都食育推進協議会の一員である集団給食協会が毎年実施している食育事業。イベントには、多くの応募の中から厳正な抽選で選ばれた16組32名の親子が参加した。
参加対象者は東京都内在住・在学の小学生と保護者。子どもの料理体験の場とともに、親子の思い出づくりにもなっている。子どもたちはケーキ作りを通して、料理の楽しさを実感していた。

ケーキ作りの講師は武蔵野栄養専門学校の坂口純也先生が務め、同学校の先生と生徒が子どもたちの調理をサポートした。
坂口先生は、丁寧に作業工程やおいしく作るための工夫点を説明した。親子はモニターに映し出された先生の動きを見たのち、協力しながら調理をした。
スポンジづくりの工程では、ボウルを保護者が支えて、子どもたちがミキサーで材料を混ぜる様子が見られた。その後、出来上がったたねを型に流し込み、180℃のオーブンで20分間焼成した。
スポンジが焼きあがると、親子は協力してスポンジの型を丁寧に外して、焼きあがったスポンジを包丁でカットした。その後、クリームを塗り、イチゴをトッピングした参加者は、思い思いにケーキを飾り付けた。
武蔵野栄養専門学校の職員と生徒は、全工程で親身になって作業を手伝い、一人も失敗せずにケーキ作りは終わった。
イベント終了後、坂口先生にレシピの工夫点を尋ねると「一人でも多くの子どもに料理に興味を持ってもらいたいという思いがあった。家で作りやすくしないと、料理への興味が続かないと思ったので、作りやすいレシピを心掛けた」と答えた。その後、「来年以降もイベントを実施して、調理の道を選ぶ人が増えるきっかけにしたい」と意気込みを語った。
〈オリジナルクリスマスケーキ(15cm丸型 1台分)レシピ〉
◆材料
[スポンジケーキ]
卵・・・・・2個
砂糖・・・・40g
薄力粉・・・60g
[シロップ]
砂糖・・・10g
水・・・・20g
[デコレーション]
生クリーム・・・400g
砂糖・・・・・・40g
いちご・・・・・6粒
チョコプレートなど

◆作り方
〈1〉卵を卵黄と卵白に分ける
〈2〉卵白をしっかりと泡立て、砂糖を加えてさらに泡立てる
〈3〉泡立てた〈2〉に卵黄を加えて混ざったら、薄力粉をふるい入れて、しっかり混ぜ合わせる
〈4〉〈3〉を型に流し入れ、180度のオーブンで20~25分焼き上げる
〈5〉焼きあがったスポンジを横にカット(2枚に分ける)して冷まし、シロップを塗った生地にクリームを塗って、デコレーションして完成







