【あさくま】28年ぶりに売上100億円達成、「ステーキのあさくま」が既存店38カ月連続前年超え。都心向け新業態の展開で成長加速へ

ステーキのあさくま
ステーキのあさくま

〈都市型モデルでオフィス街のランチ需要開拓へ〉

2025年~2026年にかけては複数業態で出店を進め、2026年2月には、21年ぶりの大阪出店となる「ステーキのあさくま 西梅田ハービスプラザ店」をオープンした。

「ステーキのあさくま」は、これまでロードサイドを中心に店舗を展開してきたが、同店は初めての都市型立地に対応した、ビジネスランチ特化型の新モデルだ。オフィス街のランチ需要に応え、従来10~15分かかっていた料理提供時間を短縮したビジネスランチメニューを開発した。さらに、飲み需要に応えるためワインの品揃えを従来の8種から19種へ拡充した。

また、従来の“サラダバー付き”の提供形式を見直し、すべてのメニューを単品で注文できる方式を採用。ライスやドリンクバー、サラダバーなどを自由に組み合わせて注文できる。

ステーキのあさくま 西梅田ハービスプラザ店
ステーキのあさくま 西梅田ハービスプラザ店

〈新業態「カレーのあさくま」を第二の柱へ〉

「カレーのあさくま」は、「ステーキのあさくま」で長年支持を集めてきた“牛すじカレー”を専門店として独立させた新業態だ。

清水一成会長は、「全く新しい業態を作るのではなく、“あさくまブランドの中でスピンオフできるもの”を考えた結果、カレーに行き着いた」と説明する。2025年7月にオープンした大須店では、既存顧客に加えて新たな来店層の獲得に成功したという。

2026年3月17日にオープンした2号店「栄スカイル店」では、商業施設内という立地を踏まえ、平日の女性客の利用も想定し、日常使いしやすい空間づくりを重視した。名古屋という中心商圏で「あさくま」ブランドの接点を広げるとともに、主力ブランドに次ぐ“第二の柱”としての確立を目指す戦略的出店だという。

カレーのあさくま 2号店 栄スカイル店
カレーのあさくま 2号店 栄スカイル店

〈あさくま 200億円体制確立に向けて〉

あさくまが掲げる「今後3年で売上200億円体制」の実現に向けて、最も重要な要素は“人材”だと廣田陽一社長は語る。

同社では近年、外国籍スタッフの採用を積極的に進めており、現在は社員の約半数を占めるまでに拡大。また、新卒採用も増加傾向で、メディア露出や業績回復により応募層が広がっている。

廣田社長は「社員一人ひとりが夢を持って働ける環境を整えたい。そして何より、あさくまを愛してくださるファンの期待を裏切らないこと。このお店をなくさないことが私たちの使命だ」と語る。

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食品産業新聞

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創刊:
昭和26年(1951年)3月1日
発行:
昭和26年(1951年)3月1日
体裁:
ブランケット版 8~16ページ
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