くら寿司、プレミアム業態の「無添蔵 新宿店」オープン / 北海道朝〆鮮魚を新幹線で当日提供、100店舗構想も
くら寿司は、プレミアム回転寿司ブランド「無添蔵」の関東2号店となる「無添蔵 新宿店」を7月9日にオープンする。新宿への出店は初めてで、無添蔵ブランドとしては過去最大規模の店舗となる。それにともない7月2日、都内でメディア発表会が開催された。同社は今後、国内主要都市を中心に「無添蔵」100店舗を目指す構想も明らかにした。
発表会には、お笑い芸人の陣内智則さん、ダイアンの津田篤宏さん、ユースケさんが登場し、会場を盛り上げた。


〈「高くても美味しいものを選びたい」というニーズに対応〉
無添蔵は2005年に誕生した、くら寿司のハイグレードブランド。通常のくら寿司とは異なり、落ち着いた空間やワンランク上の商品を特徴としており、現在は関西4店舗と都内に中目黒店を展開している。
今回の出店について同社は、外食チェーンでプチ贅沢や特別感のある「ハイグレード業態」が拡大しつつあり、高付加価値な外食のニーズが高まっていること、さらに地方食材への関心の高まりという2つの市場トレンドを背景に挙げる。
無添蔵では「高くても美味しいものを選びたい」という消費者のニーズに応えるため、高価格帯のメニューに見合う価値を提供する。
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「くら寿司」の客単価は約1500円であるのに対し、「無添蔵」の客単価は、お酒を飲まない場合で2500円~3000円前後を想定しているという。
副社長の田中信氏は「『くら寿司』の高級業態ではあるが、銀座の高級寿司店などに比べれば、日常利用もしやすい価格帯なので、いまの『くら寿司』のお客様にも利用していただきたい」とコメントした。
客層については、「無添蔵」中目黒店では20代の利用客も多いという。当初は30~40代を中心客層と想定していたものの、20代の利用が多かったことは「うれしい誤算だった」と話した。
また、「無添蔵」はインバウンド客をメインターゲットとはしておらず、「まずはその街に住む方々に、日本各地の食材を使ったおいしい寿司を楽しんでいただきたい」と語った。

〈100店舗構想を始動、山手線内への出店も検討〉
「無添蔵」の100店舗展開という目標については、100店舗という数字ありきで無理に出店を進める考えはないとした。一方で、「くら寿司」は現在、年間25~30店舗のペースで新規出店を続けており、現時点では「無添蔵」の100店舗展開も十分達成可能な目標だと分析しているという。
また、新規出店エリアについては、東京都内では山手線内のエリアを候補として検討していると説明した。
〈北海道朝〆鮮魚を新宿に新幹線輸送、「地方と都心をつなぐ」をコンセプトとした店舗を目指す〉
新宿店最大の特徴は、北海道・東北新幹線を活用した鮮魚輸送だ。
くら寿司ではこれまで北陸新幹線を利用した鮮魚輸送を実施してきたが、新宿店では北海道産朝〆鮮魚を北海道・東北新幹線で運ぶ仕組みを導入する。
北海道では午前4時頃に水揚げ・加工を行い、午前7時38分発の新幹線で東京へ輸送。午後3時頃に店舗へ到着し、当日の夕方から提供する。全国約120カ所の漁港・漁協との直接取引や、長年進めてきた「漁業創生」の取り組みで築いたネットワークを生かした物流体制という。
販売するのは期間限定の「函館サーモン」のほか、「函館 おおずわいがに一杯」「函館 はっかく」「函館 くろそい」「函館 青つぶ貝」「函館 くろがれい」「函館 さめがれい」など。水曜日・日曜日を中心に、その日の水揚げ状況に応じた北海道の地魚を提供する。また、福井県の朝〆鮮魚メニューも販売する。

〈寿司と日本茶のペアリングを提案〉
もう一つの新たな取り組みが、寿司と日本茶のペアリングだ。
茶審査鑑定技術で最高位となる「茶師十段」を持つ池田研太氏監修のもと、ネタごとに最適な日本茶を提案する。青魚には強火煎茶「知覧 華」、うなぎ・穴子には「玉露ほうじ茶」、大とろやうにには「玉露」を合わせるほか、3種類を楽しめる飲み比べセットも用意する。

〈「蔵」をモチーフとした落ち着いた空間を演出〉
店舗は193席を備える「無添蔵」として過去最大規模の店舗となる。
くら寿司の象徴である「蔵」をモチーフとした内装とし、照明を落とした客席や仕切りを設けることでプライバシー性を高めた。通常店舗の「ビッくらポン!」などのアミューズメント要素は抑え、お酒や一品料理もゆっくり楽しめる「大人の隠れ家」を演出する。
新宿店限定では、「夏の旬魚肴盛り合わせ」や「寿司屋のアフターヌーンティー(夏のフルーツパラダイス)」など、見た目にもこだわった商品を展開する。

〈オープン記念キャンペーンも実施〉
オープンを記念し、新宿店では7月9日~18日まで「大切り オーガニックはまち」と「大切り 大ばちまぐろ」を各150円で販売する。
また、7月9日・10日の2日間限定で、無添蔵を含む全国のくら寿司では「【地中海産】本まぐろ 大とろ(一貫)」(通常580円)を380円で販売する。
〈商品ラインアップの一部(価格は税込)〉
◆【新幹鮮魚便】函館サーモン
価格:420円(7月9日~8月2日)
◆【新幹鮮魚便】函館 おおずわいがに一杯
価格:1,980円
◆【新幹鮮魚便】函館 はっかく
価格:420円
◆【新幹鮮魚便】函館 くろそい
価格:420円
◆【新幹鮮魚便】函館 青つぶ貝
価格:420円
◆【新幹鮮魚便】函館 くろがれい
価格:420円
◆【新幹鮮魚便】函館 さめがれい
価格:420円
◆【地中海産】本まぐろ 大とろ(一貫)
価格:380円(7月9日・10日限定)

◆大切り オーガニックはまち(一貫)
価格:150円(7月9日~18日・新宿店限定)
◆大切り 大ばちまぐろ(一貫)
価格:150円(7月9日~18日・新宿店限定)
◆夏の旬魚肴盛り合わせ
価格:2,780円
◆寿司屋のアフターヌーンティー(夏のフルーツパラダイス)
価格:1,500円
【画像12点】函館サーモン、地中海産本まぐろ大とろ、愛媛県産生本まぐろ三種盛り、浜名湖産特上うなぎ、特盛うになどの画像はこちら
※北海道産鮮魚は水曜日・日曜日(祝日除く)の夕方以降に数量限定で販売。水揚げ状況や天候などにより販売内容が変更となる場合がある。
〈店舗概要〉
店舗名:無添蔵 新宿店
オープン日:2026年7月9日(木)
住所:東京都新宿区新宿三丁目26番11号 新宿高野ビル6階
営業時間:11:00~23:00
座席数:193席(ボックス29席、カウンター19席)







