ナックスナカムラ、通期売上高1,000億円へ進捗

ナックスナカムラは今上期(4~9月)、市販用、業務用、アイスクリームの主要部門いずれも好成績を残した。足元の状況も順調なことから、目標としていた通期で売上高1,000億円、売上高経常利益率1%以上を達成する公算が高い。商品開発にも本腰を入れ始め、「NB品にない新しいカテゴリー」をテーマに部署横断的なプロジェクトとして開発を進めている。前田一郎社長が10日、本紙などの取材に応じ足元の事業概況や今後の展望について語った。

今上期の連結売上高は560億円で前年同期比16.4%増と大幅に伸長した。利益面についても、売上高経常利益率は1%以上を確保した。

主要カテゴリー別の売上高は、市販冷食が前年同期比5%増、業務用が17%増、アイスが111%増となった。

市販冷食は取引先毎に好不調はあるものの、全体としては好調に推移したという。消費増税の反動増もある。商品分野としては特に米飯と冷凍野菜の販売が好調だった。

前田社長は「小売業がEDLPへの移行のなかで落とした売上げをどう戻すか、EDLP前に戻すための企画提案に取り組んでいる」とした。

棚割り提案のほか、家庭用のオリジナル商品の開発・提案も再開した。ワインに合う惣菜やフルーツアイスバーなどNB商品がカバーしきれない分野に取り組んでいる。来春に向けて、塩分を控えた惣菜セットなども開発中だ。

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