加藤産業がベトナムの有力食品卸売企業を買収、アジア戦略をさらに推進

加藤産業は、ベトナム食品卸売企業「Toan Gia Hiep Phuoc Trading and Food Processing Joint Stock Company(以下、「TogiCo」という)」を買収する。8日、株式譲渡契約を締結した。加藤産業グループは、創立70周年(2017年9月期)までに売上高1兆円、経常利益130億円の達成を目指し、「独立した存在感のある全国卸売業としての企業規模を確立すると同時に、次代の成長を見据えて一層の機能強化を図るため、とくに小売市場が拡大するアジア地域に注目をし」、戦略を進めているが、今回の買収でアジア戦略をさらに推進させる。

TogiCoはホーチミンとハノイに営業拠点を持ち、同国内の主要な小売業者との取引関係を築き上げたことで、確固たる地位を確立し 

ている有力食品卸売企業。加藤産業グループは、すでにベトナムで事業を展開しており、今回の買収により「ベトナムでの存在感をさらに高めるとともに、すでにアジア地域において展開している中国・シンガポールとの協業を進めることで、より一層の海外事業展開の強化を図る」考え。