日本製粉、「オーマイプレミアム」刷新、健康志向「オーマイPLUS」冷食でも展開

日本製粉は、16年春夏の家庭用冷凍食品として新商品19品、リニューアル品16品、合計35品を2月22日、出荷開始する。販売計画は1年間で30億円。2日、同社本社で新商品発表会が開催された。

市場全体の成長が鈍化し、従来のような単純な市場活性が見込めない状況下で、高付加価値商品・新規性の高い商品の投入が不可欠とし、今回の開発テーマとして①主力個食パスタの全面リニューアル②トレー入り1食完結型商品・おかずの拡充③機能性商品の開発–の3つを挙げた。

①では、準高価格帯のオーマイプレミアムシリーズを、“贅沢を愉しむ本格パスタ”をテーマに、パッケージを含めて一新。新商品4品、リニューアル13品の全17品とする。トレー入りだからこそできる具材感・彩り・香りをテーマに、他社との差別化を強化した。具体的には、トレー入りの強みを活かした具材の大きさと量の満足感にこだわるとともに、「立体感のある具材」「盛付けの彩りのよさ」で見た目の満足感を高め、ソースの改良や調理法により、香りの臨場感も高めたという。

また、パッケージは高級感、品質感が伝わるよう、従来の白基調から黒基調へ一新。トレー入りであることを写真も使って訴求するとともに、フォークに絡めた立体写真で具材の大きさ・臨場感を表現するものとした。

新商品としては野菜50gを使用した彩々野菜シリーズとして「オーマイプレミアム 彩々野菜 ポモドーロ」(260g=写真上)「同 彩々野菜 海老ときのこの味わい塩」(同)の2品と、「オーマイプレミアム 海老クリーム」(270g)「同 ボロネーゼ」(同)の4品を発売する。

③では、同社が15年春からグロサリーで展開してきた健康志向の「オーマイPLUS」シリーズを、今春より冷凍食品でも7品でシリーズ展開。同社のノウハウと独自素材を活用したもので、今回は「アマニ油」「糖質オフ」「食物繊維」という3つの切り口で商品を投入する。価格帯は「オーマイプレミアム」と比較して店頭価格が数十円ほど高くなる見込み。

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